9月に検査入院をした同じ病院の同じ病棟の同じ病室
廊下の突き当たりの窓からきれいな夕日が見れるところ・・・・
今日入院したからといって明日手術、ではないのです。
1週間かかって、手術に耐えられる体力づくりから・・・・
「さっそくですが、売店に行かれて呼吸練習器を買ってきてください」
レスピフローVS

十分な息を吸い込むことにより、肺の働きをよくしようというものです。
まず、十分に息を吐き出し、吐ききったところでマウスピース(吸い口)をくわえ息を吸います
黄色のフロートカップが浮き上がり静止したところでイチ・ニ・サンと頭の中で数えてマウスピースをはずして息を吐く、これが一回で5回繰り返すことをワンセットとして一日3回
こういうこと、真面目にやるのが私、
毎食後、やりましたね、フロートカップがなかなか静止しませんのですよ、でも真面目に何回かやってるうちに静止(3秒間ほど)できるようになりました。
術後の疼痛を和らげるなど肺にいろんな効果があると聞けば熱心になります。
毎日の早朝の散歩でいいもの見つけました。
富有柿が色づいてます。さっそく直談判。
「庭の柿をもらっていいですか?」「ハイ、名札がついてる訳じゃないし、ご自由にどうぞ」
と看護副師長さんのお許し・・・・
手の届くところは、もうすでに無いのですよ。
う~んと背伸びして枝を引っ張り20個ほど収穫、「固めが良いわ、いいえ私は柔らかめ」小粒ですが、ほのかに柿の味がしてまあまあ柿らしいお味でした。
富有柿も大好きですが私的にはもっと気になる木。
大粒の渋柿が生ってる大きな柿の木。
「高枝切バサミ、持ってきてくれる?」と長男にメール。
主治医との面談に来てくれるはずです。
「何すんねん?」「渋柿、渋柿、干し柿にするのんよ」
バケツも要るかな?軍手も、長靴も・・・・ね
ココだけの話・・・結局手術の三日前に渋柿狩決行、吊るし柿作りは友人に頼みました。
「柿、預かりました。とりあえず吊し柿作っておきます」とのメールがきました。
入院して三日目に三者面談が行われました。
主治医、長男(家族の代表として)そして私
「とにかく疑わしきは手術です。良性か悪性か見極めましょう。」
11時30分に手術室に入ってもらいます。
三箇所の穴を開けて腫瘍を取り出します、ただちに病理にまわし良性なら、2時間半ぐらい、悪性なら右肺の上部三分の一を切除します、夕方5;00過ぎになる予定です
「何かご質問は?」「あのぅ 輸血したときの血液製剤からのHIV感染や肝炎なんかが一番心配です」「出血した量によって輸血をするしないか決定します。日赤から純粋なのを取り寄せてます」
厚生省の文書に「もしかして輸血によってHIV、肝炎の感染の可能性もあり得ます。承知しといてください」にいやいやサインしました。
まだ、手術まで4日あります。
「吸入してきてください」
コードをコンセントに差しこみタイマーを10分にセットしてスイッチ・オン
生理食塩水が蒸気になり始めたところでマウスピースを加えて吸い込みます
しょっ辛い蒸気が喉に当たります。
あんまりキショクのええもんではないですね。
思いっきり吸えばいいのかと思って、思いっきり吸っていたら
「そんなに思いっきりしなくて良いですよ、普通に吸って普通に吐いてくださいね」
「ハイ・・・・」
午前10時、午後4時の二回
「これをするとどういったメリットがあるんでしょうか?」
「肺の中に蒸気を入れることで痰を出しやすくするためなんです」
肺関係では特に“痰には気をつけろ!!”みたいですね。
痰が出にくくなって気道に詰まると呼吸困難になるとか・・・・
「術後に痰を出しやすくするためなんですよ」
そうは言われてもしょっ辛い蒸気なモンですから、終わるとなぜか、喉がウ・ウ・ウン
ちょっと白湯でうがいをすると喉が落ち着きます
これは、手術後も1週間まで日に3回やりました。
術後2~3回痰が出ました。最初、血痰が出たときはホンマびっくりしました。
血痰はそれ1回きりで、それからは痰もあんまり出ませんでした
それと腹式呼吸の練習、これはカラオケにも通じることやしね、
普段やってますよ、腹式呼吸の訓練。
鼻で息を吸う、お腹を膨らます、口で息を吐く、お腹をへっこませる
「胸で息をしないで下さいよ」と、看護師さん。
お腹に手を当てて、お腹がうごいているか確かめる
手術日前日
昼食後「お風呂の前に剃毛を・・・右肺でしたね?背中半分から腋、そして乳房の辺りまで剃るのですが・・・そうですねぇ腋毛だけですねぇ」ジョリジョリジョリ・・・・
手術のお方は一番風呂です。しばらくは入れませんからどうぞ、ゆっくり入ってきてください。
ハ~~イ
「手術室の看護師のI島です。手術当日の時間的経過をご説明いたします。」
病室から出て手術室で手術をしてまた病室に戻ってくるまでの説明でした。
「何かご質問は?」たぶんこの間は麻酔が効いてて知らないうちに手術が終わるんでしょう「別に無いです、先生にお任せするばかりです。よろしくお願いします。」
9時の消灯前に「いよいよ手術は明日ですね、何か不安のようなものはありますか?」と病室担当の看護師さん。
「ハイ、不安が無いと言えばウソになりますでしょうか、すべてはA先生にお任せしますので・・・」「もし眠れなかったら良くないので、眠剤を置いていきますね遅くても12時までには飲んでくださいよ」
10時頃だったかな?CDを一枚聴いてもアタマが冴えてくるばかりなんで、念のため眠剤(リスミー錠2mg)を一粒服用
入院生活~手術前~
6時に病室の照明が点灯されます
窓を開けると爽やかな朝の空気が・・・
服を着替えて病室を出ます、病棟の廊下に出ると空気がヒンヤリとしています。
まず、人気の無い食堂に寄って身長を計ります。
「ジィ~~」とデータが、身長、体重、BMI,標準体重、肥満度
夜、消灯前に身長を測ります、あれ?不思議、身長がきっちり1㌢縮んでます。なんでやろ??
まぁ、それは置いといて
外来の受付は昼間とはうって変わってシ~~ン
玄関を出て病院の庭を一周します。玄関に戻ってくると歩数計は2050歩
今度は逆のコースを歩きます。適度なアップダウンがあり、ウォーキングには最適
途中足元には可愛い花々が・・・ちょっと摘んで病室の洗面の横に飾りましょう
丁度ヨーグルトの空き瓶があったわ・・・・
キバナコスモス、ヒメジョオン、コウチョウゲ、ヨメナ、コセンダングサ等々。
普段なら道端の雑草で終わってしまうのに病室に飾るとそれぞれのお花たちが可愛くこんなにも心を和ませてくれるとは・・・・
キバナコスモス

ヒメジョオン

コウチョウゲ

ヨメナ

コセンダングサ

廊下の突き当たりの窓からきれいな夕日が見れるところ・・・・
今日入院したからといって明日手術、ではないのです。
1週間かかって、手術に耐えられる体力づくりから・・・・
「さっそくですが、売店に行かれて呼吸練習器を買ってきてください」
レスピフローVS

十分な息を吸い込むことにより、肺の働きをよくしようというものです。
まず、十分に息を吐き出し、吐ききったところでマウスピース(吸い口)をくわえ息を吸います
黄色のフロートカップが浮き上がり静止したところでイチ・ニ・サンと頭の中で数えてマウスピースをはずして息を吐く、これが一回で5回繰り返すことをワンセットとして一日3回
こういうこと、真面目にやるのが私、
毎食後、やりましたね、フロートカップがなかなか静止しませんのですよ、でも真面目に何回かやってるうちに静止(3秒間ほど)できるようになりました。
術後の疼痛を和らげるなど肺にいろんな効果があると聞けば熱心になります。
毎日の早朝の散歩でいいもの見つけました。
富有柿が色づいてます。さっそく直談判。
「庭の柿をもらっていいですか?」「ハイ、名札がついてる訳じゃないし、ご自由にどうぞ」
と看護副師長さんのお許し・・・・
手の届くところは、もうすでに無いのですよ。
う~んと背伸びして枝を引っ張り20個ほど収穫、「固めが良いわ、いいえ私は柔らかめ」小粒ですが、ほのかに柿の味がしてまあまあ柿らしいお味でした。
富有柿も大好きですが私的にはもっと気になる木。
大粒の渋柿が生ってる大きな柿の木。
「高枝切バサミ、持ってきてくれる?」と長男にメール。
主治医との面談に来てくれるはずです。
「何すんねん?」「渋柿、渋柿、干し柿にするのんよ」
バケツも要るかな?軍手も、長靴も・・・・ね
ココだけの話・・・結局手術の三日前に渋柿狩決行、吊るし柿作りは友人に頼みました。
「柿、預かりました。とりあえず吊し柿作っておきます」とのメールがきました。
入院して三日目に三者面談が行われました。
主治医、長男(家族の代表として)そして私
「とにかく疑わしきは手術です。良性か悪性か見極めましょう。」
11時30分に手術室に入ってもらいます。
三箇所の穴を開けて腫瘍を取り出します、ただちに病理にまわし良性なら、2時間半ぐらい、悪性なら右肺の上部三分の一を切除します、夕方5;00過ぎになる予定です
「何かご質問は?」「あのぅ 輸血したときの血液製剤からのHIV感染や肝炎なんかが一番心配です」「出血した量によって輸血をするしないか決定します。日赤から純粋なのを取り寄せてます」
厚生省の文書に「もしかして輸血によってHIV、肝炎の感染の可能性もあり得ます。承知しといてください」にいやいやサインしました。
まだ、手術まで4日あります。
「吸入してきてください」
コードをコンセントに差しこみタイマーを10分にセットしてスイッチ・オン
生理食塩水が蒸気になり始めたところでマウスピースを加えて吸い込みます
しょっ辛い蒸気が喉に当たります。
あんまりキショクのええもんではないですね。
思いっきり吸えばいいのかと思って、思いっきり吸っていたら
「そんなに思いっきりしなくて良いですよ、普通に吸って普通に吐いてくださいね」
「ハイ・・・・」
午前10時、午後4時の二回
「これをするとどういったメリットがあるんでしょうか?」
「肺の中に蒸気を入れることで痰を出しやすくするためなんです」
肺関係では特に“痰には気をつけろ!!”みたいですね。
痰が出にくくなって気道に詰まると呼吸困難になるとか・・・・
「術後に痰を出しやすくするためなんですよ」
そうは言われてもしょっ辛い蒸気なモンですから、終わるとなぜか、喉がウ・ウ・ウン
ちょっと白湯でうがいをすると喉が落ち着きます
これは、手術後も1週間まで日に3回やりました。
術後2~3回痰が出ました。最初、血痰が出たときはホンマびっくりしました。
血痰はそれ1回きりで、それからは痰もあんまり出ませんでした
それと腹式呼吸の練習、これはカラオケにも通じることやしね、
普段やってますよ、腹式呼吸の訓練。
鼻で息を吸う、お腹を膨らます、口で息を吐く、お腹をへっこませる
「胸で息をしないで下さいよ」と、看護師さん。
お腹に手を当てて、お腹がうごいているか確かめる
手術日前日
昼食後「お風呂の前に剃毛を・・・右肺でしたね?背中半分から腋、そして乳房の辺りまで剃るのですが・・・そうですねぇ腋毛だけですねぇ」ジョリジョリジョリ・・・・
手術のお方は一番風呂です。しばらくは入れませんからどうぞ、ゆっくり入ってきてください。
ハ~~イ
「手術室の看護師のI島です。手術当日の時間的経過をご説明いたします。」
病室から出て手術室で手術をしてまた病室に戻ってくるまでの説明でした。
「何かご質問は?」たぶんこの間は麻酔が効いてて知らないうちに手術が終わるんでしょう「別に無いです、先生にお任せするばかりです。よろしくお願いします。」
9時の消灯前に「いよいよ手術は明日ですね、何か不安のようなものはありますか?」と病室担当の看護師さん。
「ハイ、不安が無いと言えばウソになりますでしょうか、すべてはA先生にお任せしますので・・・」「もし眠れなかったら良くないので、眠剤を置いていきますね遅くても12時までには飲んでくださいよ」
10時頃だったかな?CDを一枚聴いてもアタマが冴えてくるばかりなんで、念のため眠剤(リスミー錠2mg)を一粒服用
入院生活~手術前~
6時に病室の照明が点灯されます
窓を開けると爽やかな朝の空気が・・・
服を着替えて病室を出ます、病棟の廊下に出ると空気がヒンヤリとしています。
まず、人気の無い食堂に寄って身長を計ります。
「ジィ~~」とデータが、身長、体重、BMI,標準体重、肥満度
夜、消灯前に身長を測ります、あれ?不思議、身長がきっちり1㌢縮んでます。なんでやろ??
まぁ、それは置いといて
外来の受付は昼間とはうって変わってシ~~ン
玄関を出て病院の庭を一周します。玄関に戻ってくると歩数計は2050歩
今度は逆のコースを歩きます。適度なアップダウンがあり、ウォーキングには最適
途中足元には可愛い花々が・・・ちょっと摘んで病室の洗面の横に飾りましょう
丁度ヨーグルトの空き瓶があったわ・・・・
キバナコスモス、ヒメジョオン、コウチョウゲ、ヨメナ、コセンダングサ等々。
普段なら道端の雑草で終わってしまうのに病室に飾るとそれぞれのお花たちが可愛くこんなにも心を和ませてくれるとは・・・・
キバナコスモス

ヒメジョオン

コウチョウゲ

ヨメナ

コセンダングサ

退院されたのでしょうか?
早速のレポート読ませて頂ました。
わんちゃん、入院されていて渋柿作りなんてすごいーー
息子さんも高枝バサミなんて驚かれたんじゃないかな?
可愛いお花を撮られたり、柿を頂いたりと、余裕があって素敵って思いました。
これだと息子さんも安心だと思いました。
無理はしないでね。
手術前の呼吸の仕方や心の準備冷静に受け止めて居られて立派ですね。
もし自分に順番が回ってきた時には、わんちゃんさまのレポートを参考にさせていただきますね。
お気をつけてね。
退院されたのでしょうか?
病院にカメラ、PC持ち込んで準備されたのよね。
さぞかし、ご不安であったでしょうに、とても気丈な、わんちゃん、アッパレ!です。
焦らず、無理せず、ボチボチ体力快復に励んでくださいね。
私としては次のレポートに心が騒ぎますが・・・
病院の中では家にいるようにはいかないものですが
なになに干し柿・・・
病院のトピックスだったでしょうね
息子さんはなんと?
その調子で病気を吹き飛ばしましょ
急に寒くなってきました
風邪には注意です
ユラユリ暮らしやってます。
手術前は元気元気・・・・
渋柿は丁度、土曜日に長男が来た時、一緒にカキガリしました。
友人が吊るし柿づくりを引き受けてくれました。
手術前は余裕でした・・・・
実はこれを薦めてくれはったのは、blog友です。
自分の病気は特別な病気では無いってことを知る。
誰にでも予期せぬ出来事って起こり得ると・・・・
冷静に自分の病気と向かい合おう・・・と。
思いまして・・・・
CDをいろいろ持っていきました、
これらも普段じっくり聴くことも無くラックに並んでいたのを、20数枚用意しました。
CD聴きながら,ワードでゆっくり下書きを・・・
みたいな。
手術前はノンビリしてましたよ・・・・
手術前は活発でした・・・・
風邪が大敵「くれぐれも、風邪だけは引かないように」とキツク言われてます。主治医に・・・・
それと入院生活となれば やっぱり頼りになるのは『身内⇛女性』。話し相手になってくれるし、細々したことによく気が付くし、献身的やし、ホンマ頼りになります。美代ちゃんには連絡しなかったのかな?心配かけたらアカンって。
「賄い付きの別荘暮らし」的感覚で・・・
日頃のあれもやりたい、これもやりたい・・・を病室に持ち込んで片付けてました。
モチロン睡眠時間も取り入れてですよ。
なので、話し相手も要らないし、有意義な入院生活だったと思います。