登山口バス停で集合、さっそく観察開始。
観察会の日はやっぱり晴れてほしいと思う、怪しげな天気は一時さっと降りだしたんで、合羽を出したり傘を広げたり、そうこうしてるうちに、合羽も脱ぎたくなるほど暑い、傘も邪魔になるかなぁ・・・の様子でホッ!!
カラスビシャク ヤブカンゾウ


カラスビシャク、ヤブカンゾウ、また、アジサイのきれいな青色が印象的
他にヒメジョオン、ツユクサ、ムラサキカタバミ、ペラペラヨメナ、ネジバナ、コナスビ、トキワハゼ、イヌガラシ、コハコベ、キランソウなど見ながら山に向かいました。
登山口への分岐・水場から水場の近くにシュウカイドウが沢山咲いていました。
H先生から「江戸時代の初めに渡ってきた舶来の花が、今でも山の近くの水場などに残っているのですね。」っと、お話がありました。

山に入ると多くのホタルブクロ、キツリフネソウ(インパチェンス)等に出会いました。
アカショウマも数多く見られました。アカショウマはチダケサシ属、学名で言うとアスチルベ・・

アスチルベという名前で、園芸店で苗が売られています。
花がピンクから赤い物、白い物など園芸では賑やかで美しい花です。
大きなオオナルコが見られました。

これもユリ科からナギイカダ科(キジカクシ科とも)へ
大きなつぼみを発見!!「ヤマユリ?」
「ここら辺りはヤマユリが咲くころはすごいのよ」っと、Tさん
オカトラノオ


ゲンノショウコなども花を付けていました。
ヤマグワの実が美味しそう、皆さん摘まんではりました。

「ここらへんでギンバイソウが咲いてたよね、確か・・・」何年か前
まだ、つぼみでした。
モミジカラスウリは、あっちこっちで見られました。

実が生っていました、まだ出来立てかな?カワイイカワイイ小さな実。
林道の分岐で昼食、登山道入り口の階段に腰かけて・・・
エビガライチゴがつぼみを沢山付けていました。

「多くの腺毛と刺、赤い茎の様子からエビを茹でた物を想像して付いた名前でしょう。」っと、教わりました。
ヤマトウバナが白い花を付けていました。

再び細い谷筋に入りました。クマイチゴの実を何人かでいただきました。

クマノミズキの大きな木が花を一杯付けていました。

ダイコンソウやムラサキニガナも観察。

アブラチャンなども見られました。

このアブラチャンのチャンは親しみを込めた愛称ではなく、瀝青(れきせい)の意味、瀝青とはピッチで粘質の油。本種の種子や樹皮からかつて油を採り、灯火用に使ったことで名づけられた。一斗の実から四升の油と言われたほど多くの油が採れたそうです。薪にしても生でもよく燃えるそうです。
水道施設から本格的な山の細道に入りました。途中の砂防ダムの堰堤から林道に降りる仮設のハシゴが壊れており危険そう、ちょっと怖かったけど全員一致協力で無事通過・・・
大きな林道に出る。橋の所、オオバアサガラが房になった花がらを付けていました。8年前オオバアサガラが咲いていたのに出会ったことがありました。2009.6.06
クマシデも沢山のシデ( 果苞の集まり) がぶら下がってました。

小さな滝の所から引き返す事にしました。

帰り道、マタタビのそばを通りました
マタタビの実 マタタビの虫こぶ

「塩漬けにしたら美味しいよ」マタタビの実と虫こぶのレシピで盛り上がりました。
マタタビのすぐそばにキーウィの小型。サルナシが実を付けていました。

マタタビもサルナシもキーウィも同じ仲間(マタタビ科マタタビ属)。サルナシの実を何人かの人が試食。まだ実が熟してないのんとちゃうかなぁ・・・お味の方は??それよりお口の中がタイヘンだったに違いない。
「熟するとキーウィと同じです。蛋白質の分解酵素を含んでおり、消化に良いとの事。平安時代には貴族のご馳走にも使われた事が記録に⇒ 和名抄・今昔物語外
果実の収穫は晩秋。実は青いまま熟している。早く採ればそのまま置いて、追熟させると食べられる。これもキーゥィと同じでしょう。祖谷のかずら橋という吊り橋はこの蔓で作る。北兵庫では昔、この蔓で稲木を縛ったし、木曾で筏を縛るのにも用いたそうです。ぬれても腐りにくく丈夫だからと言う事です。」っと、H先生のお話です。
金剛山は登山っとなると、もうアキマセン・・・けど、お花の観察しながら写真も撮りながらだと、どの季節に行っても魅力満載の山です。
観察中の皆さんに遅れながら撮ったお花たち、先生の説明を聞き逃してます
サンカクヅル ミツバアケビ

クサアジサイ

ウリカエデ ツクバネ

ヌスビトハギ

サカキ スミレの種

タケニグサ フサザクラ

ウツギ

ヒヨドリバナ ムラサキシキブ

虫も
ホタル
ダイミョウセセリ

「桑の実」 門倉 訣
桑の実をつみにいった
兄さんといっしょにいった。
ひとつ ふたつ 指でつんだ
指のさきが 赤く染まった。
桑の実が赤くみのった
今はだれも摘もうとしない
ひとつ ふたつ 指を染めた
兄さんはいない
夕日があかい。
↑ 道草さんより
観察会の日はやっぱり晴れてほしいと思う、怪しげな天気は一時さっと降りだしたんで、合羽を出したり傘を広げたり、そうこうしてるうちに、合羽も脱ぎたくなるほど暑い、傘も邪魔になるかなぁ・・・の様子でホッ!!
カラスビシャク ヤブカンゾウ



カラスビシャク、ヤブカンゾウ、また、アジサイのきれいな青色が印象的
他にヒメジョオン、ツユクサ、ムラサキカタバミ、ペラペラヨメナ、ネジバナ、コナスビ、トキワハゼ、イヌガラシ、コハコベ、キランソウなど見ながら山に向かいました。
登山口への分岐・水場から水場の近くにシュウカイドウが沢山咲いていました。
H先生から「江戸時代の初めに渡ってきた舶来の花が、今でも山の近くの水場などに残っているのですね。」っと、お話がありました。


山に入ると多くのホタルブクロ、キツリフネソウ(インパチェンス)等に出会いました。
アカショウマも数多く見られました。アカショウマはチダケサシ属、学名で言うとアスチルベ・・


アスチルベという名前で、園芸店で苗が売られています。
花がピンクから赤い物、白い物など園芸では賑やかで美しい花です。
大きなオオナルコが見られました。

これもユリ科からナギイカダ科(キジカクシ科とも)へ
大きなつぼみを発見!!「ヤマユリ?」
「ここら辺りはヤマユリが咲くころはすごいのよ」っと、Tさん
オカトラノオ



ゲンノショウコなども花を付けていました。
ヤマグワの実が美味しそう、皆さん摘まんではりました。

「ここらへんでギンバイソウが咲いてたよね、確か・・・」何年か前
まだ、つぼみでした。
モミジカラスウリは、あっちこっちで見られました。


実が生っていました、まだ出来立てかな?カワイイカワイイ小さな実。
林道の分岐で昼食、登山道入り口の階段に腰かけて・・・
エビガライチゴがつぼみを沢山付けていました。

「多くの腺毛と刺、赤い茎の様子からエビを茹でた物を想像して付いた名前でしょう。」っと、教わりました。
ヤマトウバナが白い花を付けていました。

再び細い谷筋に入りました。クマイチゴの実を何人かでいただきました。

クマノミズキの大きな木が花を一杯付けていました。


ダイコンソウやムラサキニガナも観察。


アブラチャンなども見られました。

このアブラチャンのチャンは親しみを込めた愛称ではなく、瀝青(れきせい)の意味、瀝青とはピッチで粘質の油。本種の種子や樹皮からかつて油を採り、灯火用に使ったことで名づけられた。一斗の実から四升の油と言われたほど多くの油が採れたそうです。薪にしても生でもよく燃えるそうです。
水道施設から本格的な山の細道に入りました。途中の砂防ダムの堰堤から林道に降りる仮設のハシゴが壊れており危険そう、ちょっと怖かったけど全員一致協力で無事通過・・・
大きな林道に出る。橋の所、オオバアサガラが房になった花がらを付けていました。8年前オオバアサガラが咲いていたのに出会ったことがありました。2009.6.06
クマシデも沢山のシデ( 果苞の集まり) がぶら下がってました。


小さな滝の所から引き返す事にしました。

帰り道、マタタビのそばを通りました
マタタビの実 マタタビの虫こぶ


「塩漬けにしたら美味しいよ」マタタビの実と虫こぶのレシピで盛り上がりました。
マタタビのすぐそばにキーウィの小型。サルナシが実を付けていました。


マタタビもサルナシもキーウィも同じ仲間(マタタビ科マタタビ属)。サルナシの実を何人かの人が試食。まだ実が熟してないのんとちゃうかなぁ・・・お味の方は??それよりお口の中がタイヘンだったに違いない。
「熟するとキーウィと同じです。蛋白質の分解酵素を含んでおり、消化に良いとの事。平安時代には貴族のご馳走にも使われた事が記録に⇒ 和名抄・今昔物語外
果実の収穫は晩秋。実は青いまま熟している。早く採ればそのまま置いて、追熟させると食べられる。これもキーゥィと同じでしょう。祖谷のかずら橋という吊り橋はこの蔓で作る。北兵庫では昔、この蔓で稲木を縛ったし、木曾で筏を縛るのにも用いたそうです。ぬれても腐りにくく丈夫だからと言う事です。」っと、H先生のお話です。
金剛山は登山っとなると、もうアキマセン・・・けど、お花の観察しながら写真も撮りながらだと、どの季節に行っても魅力満載の山です。
観察中の皆さんに遅れながら撮ったお花たち、先生の説明を聞き逃してます
サンカクヅル ミツバアケビ


クサアジサイ

ウリカエデ ツクバネ


ヌスビトハギ

サカキ スミレの種


タケニグサ フサザクラ


ウツギ

ヒヨドリバナ ムラサキシキブ


虫も
ホタル

ダイミョウセセリ

「桑の実」 門倉 訣
桑の実をつみにいった
兄さんといっしょにいった。
ひとつ ふたつ 指でつんだ
指のさきが 赤く染まった。
桑の実が赤くみのった
今はだれも摘もうとしない
ひとつ ふたつ 指を染めた
兄さんはいない
夕日があかい。
↑ 道草さんより
季節を変えて何回でも訪れたいところです。
野山で自生している植物の実は今まで無関心だったのが観察会で試食したりするうち、素朴なお味を楽しめるように、なったような気がします。
中でもヤマイチゴ(クマイチゴと言うのですか)やヤマグワなど、やはり昔に食べたものは忘れられません。
「桑の実」 門倉 訣
桑の実をつみにいった
兄さんといっしょにいった。
ひとつ ふたつ 指でつんだ
指のさきが 赤く染まった。
桑の実が赤くみのった
今はだれも摘もうとしない
ひとつ ふたつ 指を染めた
兄さんはいない
夕日があかい。
クサアジサイの良いのがありました。
http://blog.goo.ne.jp/mn1944/e/6270a6e080b937e0f392e51c907db929
ヤブカンゾウは
http://blog.goo.ne.jp/mn1944/e/9b837c87d63eef9719afb917d9e142ef
凄すぎるヤマユリ
http://blog.goo.ne.jp/mn1944/e/fe4a631908c63a93d794ae6e9644c545
同じ夏のころ観察会してても、ちょっとの日程のズレで、また違った顔ぶれのお花たちに出会えるって・・・
今回の最優秀選手賞は「アブラチャン」でした。こういうのんが出てくると調査意欲が湧いてきて、分類学の父リンネまで辿り着くことができました。燃料や生活用具(かんじき)にもなるし重宝しますね。