【木津川市植物同好会】
「M先生をお招きしました、今日の記録はわんちゃんにお願いしようかな?」
内心ドキッ!!
「お花の名前は二人で記録するからわんちゃん写真で頑張って」ってOさんUさんから応援あり・・・
アリガトウです。
M先生は童仙房にとてもお詳しいです
「同じところに行くのも何なんで、出来るだけ人が行ってないところへと、考えてはいます。9番の奥から観察して、5番辺りの田んぼの跡地へまわります、そちらは何が出るかわかりません、調査という意味合いが強くなるでしょう」とのことでした。
山の中で車の離合がむずかしいくらい狭い林道らしい、
「宅急便のトラックが通っていたのを見たことがあるので大丈夫でしょう」とも・・・
観察地9番
「せんせ~い コレは何ですか?」
「ほぉ~コレは珍品ですよ、マツブサの実が見られるというのは極めて珍しいことですよ」
「せんせい!コレは何ですか?」
シコクママコナ(四国飯子菜)ゴマノハグサ科
「あっ!コレ!実はまだハッキリわからないんですけど、一番近いのはシコクママコナという意見ですね。
ママコナのグループでママコナ、ミヤマママコナというのはちょっと見たらすぐわかるけど、どうも、違うぞと・・・
シコクママコナに入れたほうが良いんじゃないかという意見があります、コレはまだ咲始めですねぇ」
「つまりママコナの仲間ということでしょうか?」とKさんが・・・
「はっきりしませんよ、そうかも知れないというところでしょうか」とM先生。
オミナエシに感嘆の声
オミナエシ(女郎花)オミナエシ科
「樹形もすっと伸びてシャッシャカシャっとね、幾何学的に見えて良いよねぇ」
残念ながら花の時季は終わってましたけど、トモエソウに出合いました
トモエソウ(巴草)オトギリソウ科
M先生が
「園芸種の可能性がゼロではないので、あまり大声では言わないけど、ま、写真、写しといてくださいな。」
「は~い」
お花が咲いている姿は
こちら
エゾシロネ (蝦夷白根) シソ科
「コレは北海道特産ですよ、極めて珍しい・・・エゾシロネ。」と、M先生
「ヒメシロネとよく似てますが?」
ヒメシロネ( 姫白根) シソ科.
M先生が違いを解説されたのですが、残念ながら、メモしてませんでした。
コチヂミザサ(小縮笹)イネ科
「原生林の中では葉色がちょっと濃くて葉が短く、全体的に小型のチジミザサがあって、それをコチヂミザサという事もありますね。しかしずっとつながり交雑もする。だから名前は名前と聞いてそういうモノがあるんだということを覚えといてください。」と、M先生。
突然M先生が
「おっと、ムラサキミミカキグサは絶滅寸前種ですよ、小さいので踏まないように・・」
ムラサキミミカキグサ(紫耳掻き草)タヌキモ科
マツブサの実が見れたこととトモエソウに出合ったこと、踏みかけたムラサキミミカキグサ
今日はこの三つがハイライトだったでしょうか・・・・・
いえいえ、自生のキキョウは環境省の絶滅危惧種です。
キキョウ(桔梗)キキョウ科
【おまけ】
ヒヨドリバナとオトコエシがどうもねぇ、見分けがつきにくかったです。
後でH先生から教えていただきました。
ヒヨドリバナとオトコエシの違いはすぐわかると思います。
葉の形も随分違います。
ある本では、オトコエシはオミナエシより強そうだから、白い米の飯のようだからオトコメシ。
葉は大きく切れ込みます。
ヒヨドリバナは幾つかの花が集まって咲いており、雄しべがとびだしています。
ヒヨドリバナ(鵯花)キク科
オトコエシ(男郎花) オミナエシ科
2011.8.14 京都府立植物園
その他の観察したお花たち
2011.8.28童仙房2PhotoStory1.wmv
アキノウナギツカミ (秋の鰻攫)タデ科
アキノタムラソウ(秋田村草) シソ科
イボクサ (疣草)ツユクサ科
オオマムシグサ(大蝮草) サトイモ科
オトギリソウ(弟切草) オトギリソウ科
オニスゲ(鬼菅)カヤツリグサ科
オモダカ(面高) オモダカ科
クルマバナ(車花)シソ科
コガンピ(小雁皮)ジンチョウゲ科
コナギ(小菜葱、子菜葱、小水葱、子水葱)ミズアオイ科
コマツカサススキ(小松毬薄)カヤツリグサ科
コマツナギ(駒繋ぎ)マメ科
センニンソウ(仙人草)キンポウゲ科
タカサブロウ(高三郎) キク科
ツノハシバミ(角榛) カバノキ科
ヌマトラノオ(沼虎尾)サクラソウ科
ノリウツギ(糊空木 )アジサイ科
ヒメジソ(姫紫蘇) シソ科
ミズタマソウ(水玉草) アカバナ科
ミゾカクシ (溝隠)キキョウ科
ミソハギ(禊萩)ミソハギ科
ムカゴニンジン (零余子人参) セリ科
ヤナギスブタ(柳簀蓋)トチカガミ科
ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草) ユリ科
「をとめごころ」 蒲原有明
手にふれたまふことなかれ
うれしき君とおもへども
まだうらわかき野の花は
熱き情(なさけ)の日にたへじ
ゆめふれたまふことなかれ
いといともろきわが胸に
激浪(おほなみ)たちて白珠(しらたま)の
涙くだかばつらからむ
ただふれたまふことなかれ
秘めてぞき戀なるを
もしかかる夜に罪やどる
星墜(お)ちゆかばいかにせむ
↑ 道草さんよりいただきました。
「M先生をお招きしました、今日の記録はわんちゃんにお願いしようかな?」
内心ドキッ!!
「お花の名前は二人で記録するからわんちゃん写真で頑張って」ってOさんUさんから応援あり・・・
アリガトウです。
M先生は童仙房にとてもお詳しいです
「同じところに行くのも何なんで、出来るだけ人が行ってないところへと、考えてはいます。9番の奥から観察して、5番辺りの田んぼの跡地へまわります、そちらは何が出るかわかりません、調査という意味合いが強くなるでしょう」とのことでした。
山の中で車の離合がむずかしいくらい狭い林道らしい、
「宅急便のトラックが通っていたのを見たことがあるので大丈夫でしょう」とも・・・
観察地9番
「せんせ~い コレは何ですか?」
「ほぉ~コレは珍品ですよ、マツブサの実が見られるというのは極めて珍しいことですよ」
「せんせい!コレは何ですか?」
シコクママコナ(四国飯子菜)ゴマノハグサ科
「あっ!コレ!実はまだハッキリわからないんですけど、一番近いのはシコクママコナという意見ですね。
ママコナのグループでママコナ、ミヤマママコナというのはちょっと見たらすぐわかるけど、どうも、違うぞと・・・
シコクママコナに入れたほうが良いんじゃないかという意見があります、コレはまだ咲始めですねぇ」
「つまりママコナの仲間ということでしょうか?」とKさんが・・・
「はっきりしませんよ、そうかも知れないというところでしょうか」とM先生。
オミナエシに感嘆の声
オミナエシ(女郎花)オミナエシ科
「樹形もすっと伸びてシャッシャカシャっとね、幾何学的に見えて良いよねぇ」
残念ながら花の時季は終わってましたけど、トモエソウに出合いました
トモエソウ(巴草)オトギリソウ科
M先生が
「園芸種の可能性がゼロではないので、あまり大声では言わないけど、ま、写真、写しといてくださいな。」
「は~い」
お花が咲いている姿は
こちら
エゾシロネ (蝦夷白根) シソ科
「コレは北海道特産ですよ、極めて珍しい・・・エゾシロネ。」と、M先生
「ヒメシロネとよく似てますが?」
ヒメシロネ( 姫白根) シソ科.
M先生が違いを解説されたのですが、残念ながら、メモしてませんでした。
コチヂミザサ(小縮笹)イネ科
「原生林の中では葉色がちょっと濃くて葉が短く、全体的に小型のチジミザサがあって、それをコチヂミザサという事もありますね。しかしずっとつながり交雑もする。だから名前は名前と聞いてそういうモノがあるんだということを覚えといてください。」と、M先生。
突然M先生が
「おっと、ムラサキミミカキグサは絶滅寸前種ですよ、小さいので踏まないように・・」
ムラサキミミカキグサ(紫耳掻き草)タヌキモ科
マツブサの実が見れたこととトモエソウに出合ったこと、踏みかけたムラサキミミカキグサ
今日はこの三つがハイライトだったでしょうか・・・・・
いえいえ、自生のキキョウは環境省の絶滅危惧種です。
キキョウ(桔梗)キキョウ科
【おまけ】
ヒヨドリバナとオトコエシがどうもねぇ、見分けがつきにくかったです。
後でH先生から教えていただきました。
ヒヨドリバナとオトコエシの違いはすぐわかると思います。
葉の形も随分違います。
ある本では、オトコエシはオミナエシより強そうだから、白い米の飯のようだからオトコメシ。
葉は大きく切れ込みます。
ヒヨドリバナは幾つかの花が集まって咲いており、雄しべがとびだしています。
ヒヨドリバナ(鵯花)キク科
オトコエシ(男郎花) オミナエシ科
2011.8.14 京都府立植物園
その他の観察したお花たち
2011.8.28童仙房2PhotoStory1.wmv
アキノウナギツカミ (秋の鰻攫)タデ科
アキノタムラソウ(秋田村草) シソ科
イボクサ (疣草)ツユクサ科
オオマムシグサ(大蝮草) サトイモ科
オトギリソウ(弟切草) オトギリソウ科
オニスゲ(鬼菅)カヤツリグサ科
オモダカ(面高) オモダカ科
クルマバナ(車花)シソ科
コガンピ(小雁皮)ジンチョウゲ科
コナギ(小菜葱、子菜葱、小水葱、子水葱)ミズアオイ科
コマツカサススキ(小松毬薄)カヤツリグサ科
コマツナギ(駒繋ぎ)マメ科
センニンソウ(仙人草)キンポウゲ科
タカサブロウ(高三郎) キク科
ツノハシバミ(角榛) カバノキ科
ヌマトラノオ(沼虎尾)サクラソウ科
ノリウツギ(糊空木 )アジサイ科
ヒメジソ(姫紫蘇) シソ科
ミズタマソウ(水玉草) アカバナ科
ミゾカクシ (溝隠)キキョウ科
ミソハギ(禊萩)ミソハギ科
ムカゴニンジン (零余子人参) セリ科
ヤナギスブタ(柳簀蓋)トチカガミ科
ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草) ユリ科
「をとめごころ」 蒲原有明
手にふれたまふことなかれ
うれしき君とおもへども
まだうらわかき野の花は
熱き情(なさけ)の日にたへじ
ゆめふれたまふことなかれ
いといともろきわが胸に
激浪(おほなみ)たちて白珠(しらたま)の
涙くだかばつらからむ
ただふれたまふことなかれ
秘めてぞき戀なるを
もしかかる夜に罪やどる
星墜(お)ちゆかばいかにせむ
↑ 道草さんよりいただきました。
写真や名前など、これだけ沢山の記録は並大抵なことでは不可能でしょう。それにしても、自生の桔梗が絶滅危惧種とは信じられません。
名称はカタカナですと意味がよく分からない場合が多いのですが、漢字を添えて戴ければ、その様子が何となく彷彿とされます。
柳すぶたは、調べましたら「柳簀蓋」でした。なるほどと合点が出来ます。カタカナだけだと誤解するところでした。
「をとめごころ」 蒲原有明
手にふれたまふことなかれ
うれしき君とおもへども
まだうらわかき野の花は
熱き情(なさけ)の日にたへじ
ゆめふれたまふことなかれ
いといともろきわが胸に
激浪(おほなみ)たちて白珠(しらたま)の
涙くだかばつらからむ
ただふれたまふことなかれ
秘めてぞき戀なるを
もしかかる夜に罪やどる
星墜(お)ちゆかばいかにせむ
植物の表記は正式にはカタカナが基本だといわれてます
漢字名はその謂れが武具や仏像の装飾品など難読漢字が多いためのようです。
それと、園芸品種などは何種もの外国種との交配のため名前が長くなり漢字名はありません
それらと平等にするためとも言われています。
でも、漢字併記によってなんとなくそのお花のイメージがナルホドと・・・思う次第です。
「柳簀蓋」アリガトウございます
早速、追記させていただきました。
しかも撮影担当とは責任重大。さすがわんちゃんの事、よくご存知のお仲間。
沢山よくわかるように画像が撮れてますね。
先生もお花の名前・・よくご存知なのですね・・。
皆さんと協力して楽しい観察会・・よいですね。
沢山の画像・・スライドショー・・実行したけれどページでエラーが・・っと??
もうとても覚えられなくて、ただ感心して見つめるばかりです。
マツブサ・トモエソウ・ムラサキミミカキグサなんて一生見られそうにありません。
キキョウ・オミナエシ・センニンソウはうちの庭の絶滅危惧種、またコチヂミザサやタカサブロウはうちの庭の困り者です。
それだけで見るとなかなか風情がありますが........。
植物にとてもお詳しくスゴイですよ・・・
その先生方が一目置くというM先生はもっとスゴイです。
そんな先生方の後をついて行くんですからちょっとはスゴクならなくっちゃね、ところが・・・です。
初めて出合うお花たちの多い事、
いつも楽しいです。
ショットさん コメントありがとうです。
童仙房は1年(冬季は×)を通じて、とても魅力あるところです。
童仙房限定に・・・というのも楽しみなところです。
一つ難点は、今、どっちに向かってどこを走ってるの?です。
地理がなかなか覚えられません。
今回は「同じところへ行くのもなんなんで・・・」
だったんで余計です、もういっぺん撮りに、
って考えられないんで、一生懸命でした。
今、ウチの庭でセンニンソウが白木蓮の幹につたって華やかに咲いてますよ、可愛いお花ですね。
キキョウは大好きで大事にするのですが
いつも消えてしまいます。
もう何回、苗を植えたでしょうかしら・・・
観察するには可愛いお花でも、庭に居ると厄介者って確かにありますね。
キキョウ綺麗ですね
野のキキョウ見てみたいです
花びらの先端にいるのはゾウムシ?
昨日ムラサキミミカキグサに出会いましたが
あんまりにも小さくてピント合わせに苦労しました
記事にする時にリンクをお願いしておきます
よ~く見れば、確かにゾウムシのような?
流石、エフさん、よう見つけはりました
本人気づいてませんでした。
ムラサキミミカキグサに出合われたとは
湿地を観察散策されたんですね、
ハイ、リンクOKですよ(ウレシイです)
また、お伺いさせていただきますね。
絶滅寸前などと訊くと、生きてるうちにもう一度見れるかと 少し不安にもなるかな
今の時代は スマホでも花の種類は分かると言えばそうかもしれないし、あらかじめ「そうじゃないかなぁ」というくらいの知識を備えておかないと「あたり」まで、近づけないよね。
何気なきひと言涼し京ことば 奈良市 上田秋霜 (ペンネームかな?)
猫のあとつけて涼しき所知る 横浜市 高野茂
この句はわんちゃんの日常に近いかな
「蝉やれ」と柱にすがる二等兵 花菱アチャコの皺くちゃの顔 橋本市 原鉄也
ラヂオ全盛時代でした。茶の間のラヂオの前に集まり、食後の団欒のひと時を耳を澄ましながら聞き入ってましたね。そんな記憶がうっすら残ってます。お笑いが何であるかまだ分からず、親から少し遅れて笑っていたのでしょうか?
高野山にも「ナニッ、コレッ」ってびっくりするほど大きなアチャコさんのお墓がありました。
念願かなって、一昨年高野山へお参りしてきました、が、アチャコさんのお墓には気が付きませんでした。
https://blog.goo.ne.jp/mn1944/e/459b65bf16ab5914ca660f9d753a594b