【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

京都府立植物園 2024-6-29(土) 土曜ミニミニガイドPART1

2024-07-08 | 折々の花~植物園~
本日のミニミニガイドは技術員の山下さん「植物会館から出発して、はなしょうぶ園へ行って北山のワイルドガーデンがゴールです」
「虫が花の形を作っている」が今日のテーマです。
会館の前に
★双頭蓮の果托=1本の茎に蜂の巣が2つ


1つの花茎にダブルの花が咲いた。珍しいことです、双頭蓮(そうとうれん)という一つの茎に二つの花が咲いている蓮です。10000分の1の確率で見られる現象だそうです。四つ葉のクローバーも通常三つ葉なんですけど、人がよく歩くようなところやったら人に踏まれて傷がついて四つ葉になる、そんな感じですね、一過性の突然変異で、同じ茎から再び二つの花がつくとはかぎらないです。二つの花が咲いた原因は、今までと違う肥料を与えたことや花芽に傷がついた状態で育ったからではとのことです。
どんなふうに咲いてたのかな?っと興味が沸沸

6月26日 京都新聞

★花は何のためにあるか?次世代を残すためにあるのです。
ハスは花はもちろん種をつけるのですが、それ以外に根っこ(根茎・レンコン)で増える(栄養繁殖)
根茎で増えるのはクローンで同じ遺伝子になる、種子で増える方のは他の種子の遺伝子を混ぜ合わせて次世代につなげていく、次世代になるのはどっちが有利かというと、他の個体から持ってきた遺伝子と混ざって強い方を残していく方が有利。植物も他花受粉(自分のクローンを作るんじゃなくって他の個体から遺伝子を持ってくる)をしたい訳です、そうしたい場合どうするのか?
【送粉】植物の花粉を運んで受粉を助けること
風媒:下手な鉄砲も数打ちゃ当たる⇒松、杉
水媒:水を使って花粉を運ぶ⇒水草、ヒツジグサ、ホテイアオイ
虫媒:顕花植物の約9割が送粉を動物に依存する。
風媒、水媒のメリット=低コスト デメリット=効率が悪い、繁殖干渉(自分が望む繁殖、なんでもかんでもはイヤ!)
虫媒が多い訳=昆虫の定花性(花選択)が同種受粉に寄与。高効率かつ繁殖干渉が少ない。但し、同花/隣花受粉を避ける工夫が必要。(時間差開花、成熟度)
【送粉シンドローム】どんな花が好き?
送粉シンドローム:「花の形質」と「送粉者の種類」とのゆるやかな対応関係。
以下はわんちゃんが出会った、虫とお花の関係。
ツマグロヒョウモンこちら
ニジュウヤホシテントウこちら
フクラスズメこちら
ベニシジミこちら
ナミアゲハこちら
京都府立技術科員 山下さんが「さぁ~これから北山門のワイルドガーデンに行きます、食草園を観に行きましょう。」

土曜ミニミニガイド PART2に続く

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2 コメント

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百年に一度の吉兆花・・双頭蓮のハスの花(W4-71) (里山の風)
2024-07-15 17:32:02
コロナ禍で休園もしていた府立植物園で、技術職員さんの案内による「土曜ミニミニガイド」が始まった。今回は虫と花や食草などがテーマーとなった。
双頭蓮(そうとうれん)という耳慣れないハスの花がさいて実(果托:かたくという)がなったと新聞報道もされました。・・開園100周年を迎えた府立植物園の吉兆となればよいのですが・・
双頭蓮を調べますと「一本の茎に2つの花を咲かせる」ハスの花のこと。
50年から100年に一度現れる大変珍しいとされ、良いことが起こる前兆とされ、中国では古来から吉兆花とされています。
この原因は色々あるとされていますが、何らかの原因で遺伝子が突然変異したとの説が、有力だそうです。
全国的には奈良県の「喜光寺」のハス池(2023年7月)、静岡県伊豆の「正蓮寺」(2018年8月)など全国の数カ所で双頭蓮が咲いたなどと新聞報道がなされています。
ハスの花にはトンボや鳥などもきますが、虫と花(植物)との関係は3億年前以上からお互いに影響して進化してきました。
「果報は寝て待て」という言葉がありますが、虫もお花もその遺伝子(子孫)を残すために、色々な努力をしてその結果をまっているのだと思いました!!
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里山の風さん こんにちわ~~ (わんちゃん)
2024-07-16 16:01:22
お花と虫の関係、聞くと「ナルホド納得」の連続です。目で確かめると「ナルホド・ビックリ」の世界です。
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