ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

フジロック最終ラインナップ!

2011-07-16 08:08:21 | フジロック
先日、ついにフジロックが最終ラインナップ宣言しましたね!

前回の第9弾&タイムテーブル発表という、一番大事な時にブログ更新をさぼっていたので、今回はそれも含めて今年のフジロック、「ルーツな日記」的展望といきますか!


何はともあれ今年のフジは凄いです! 初日にサム・ムーア、中日にロン・ウッド率いるフェイセス、最終日はバディ・ガイですから! なんなんですかこのレジェンド目白押しは! さらにジャム界の大物ワイドスプレッド・パニック、そしてグレイトフル・デッドの意思を引き継ぐダークスター・オーケストラですからね! しかもコンゴトロニクスVSロッカーズ、ティナリウェン、アマドゥ・エ・マリアムといった近年話題のアフリカ勢も大挙押し寄せてくる。こんなフェスが日本の山奥で開催されること自体がホント奇跡的!リー・ペリー&マッド・プロフェッサーやアフリカン・ヘッドチャージといったダブ勢も豪華。さらに G・ラヴ&スペシャル・ソース、マヌ・チャオ、ザ・ニュー・マスター・サウンズ、ウィルコ、トッド・ラングレン、マーク・リボー、などなど。信じられない程魅力的なアクトがひしめいています。しかもそれらのほとんどが一般的には裏ステージな訳ですからね。とんでもないフェスですよ!

さらにですね、第9弾の発表で裏の裏的な位置で気になるアーティストが追加されました。それはKensington HillbillysとJOJO SWING QUINTET。失礼ながら2組ともまったく知らないバンドでしてよくわからないのですが、方やジョニー・キャッシュやハンク・ウィリアムズなど、アウトローなカントリーを感じさせてくれそうだったり、方やマヌーシュやジプシーなど、異国情緒なスウィングを聴かせてくれそうだったりと、かなりそそられます。そしてどちらも一癖ありそうというか、なんだかマニアックな濃さがプンプン臭うんですよね~。こういった見知らぬアーティストとの出会いもフジの醍醐味!これにお馴染みのBIG WILLIE'S BURLESQUEを加え、この辺りが今年のフジをディープに楽しむキー・ポイントなのでは?なんて思ったり。あと、コンゴトロニクスの共演だけじゃ勿体ないと思っていたWildbirds & Peacedrumsが苗場食堂に!これも観たい!

そんなことも踏まえて、苗場の3日間をどう回るか? これが悩みどころ満載な訳です。



まず初日金曜日。アークティック・モンキーズ~コールド・プレイをメインにUKロック勢がずらりと並んだグリーンや、ひねりの利いたレッド・マーキーが魅力的。まずはTHE VACCINESとか、THE PAINS OF BEING PURE AT HEARTなど旬のロック勢も気になりますが、いきなりオレンジまで行ってTHE MIDDLE EAST、そしてヘヴンのNOAH AND THE WHALEと、フォーキーな連中を楽しむという手もある。夕方に向けてグリーンのMANU CHAO LA VENTURAとホワイトのTHE NEW MASTERSOUNDSが被っているのが痛い。ですがここはホワイトに居たいかな。だって次はヘヴンでRON SEXSMITHを観るわけですから。そしてヘヴンのAMADOU&MARIAM。途中、オレンジへSAM MOOREのフジ降臨を拝みつつホワイトのCSS。ヘヴンでWIDESPREAD PANIC。さらに帰りがけにホワイトでBIG AUDIO DYNAMITEが数曲だけでも観れれば儲け物。みたいな。この日のメインは、個人的に大好きなCSSです!

土曜日。THE FACESとCONGOTRONICS vs ROCKERSという究極の選択を強いられるこの日。まずはUKロック謎の新人WU LYFをレッドで。そしてグリーンでG.LOVE&SPECIAL SAUCE、さらにレッドでBEST COASTを観たいところですが、ここは一気に再奥のカフェド・パリを目指します。途中、木道亭でKensington Hillbillysのライヴに出くわすことが出来たらラッキー!カフェド・パリではJOJO SWING QUINTET~BIG WILLIE'S BURLESQUE。この日は裏フジの本質を楽しみます。ヘヴンでTODD RUNDGREN、オレンジでMARC RIBOT Y LOS CUBANOS POSTIZOS。フジの奥地にどっぷり浸かってしまったこの頃には、グリーンへ戻る気にならないかも?という訳でTHE FACESは諦めてヘヴンで2度目のWIDESPREAD PANIC。ラストはもちろんオレンジでCONGOTRONICS vs ROCKERS!! 帰りがけにところ天国で『男はつらいよ 柴又慕情』をチラッと観て、若き吉永小百合さん演じる歌子さんに会いたい! なんだかんだで当日までフェイセズとコンゴの被りに悩まされそうですが、案外、同時刻に苗場食堂に並ぶ、パンチの効いたブルース、ワッツーシゾンビ、T字路sという流れもかなりディープ。特にT字路sは観た~い!!

そして最終日。MOGWAIとTHE CHEMICAL BROTHERSの爆音組に挟まれたYMOがちょっと可哀想に見えるグリーンが刺激的。ですが私は当然奥中心。とは言え、まずはレッドのTHE BLACK ANGELS~グリーンのTHE KILLSと、サイケな連中を楽しみます。で、やっぱりヘヴンへ行ってTINARIWEN~CORNERSHOP。アヴァロンでKensington Hillbillys、ヘヴンへ戻ってDARK STAR ORCHESTRAをさわりだけ観つつオレンジのBUDDY GUYへ。この日、と言うより今年のフジのメインとして、やはりロックフェスで暴れるBUDDY GUYは楽しみ!
さらにホワイトのWILCO。てっきり被ると思っていたこの2組ががっつり観れるのは嬉しい!!ラストはグリーンへ戻ってTHE MUSICです。う~ん、残念ながらWildbirds & Peacedrumsは観れないか…。

と、こんな感じです。


早くラインナップが出揃わないかな~、と思っていた一方で、揃ったら揃ったでもう追加発表にワクワクする時期が終わってしまったという寂しさが訪れたり。でもまだパレスのスペシャル・ゲストが発表されてませんし、場内&場外の岩盤ミニライヴやサイン会もあります。さらに前夜祭もありますからね!


jojo swing quartet



Wildbirds & Peacedrums - There is no light



T字路s 「泪橋」(2010.11.18 O-WEST)