OPAMで開催中(きょうが最終日)の
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東海道金谷ノ不二
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山下白雨
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中を見ると、すごい形相の老人が、
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「北斎と広重」展の紹介です。
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今回の展示は、
東京都江戸東京博物館のコレクションより、
風景版画で双璧をなす
葛飾北斎と歌川広重の名作
「冨嶽三十六景」と「東海道五拾三次之内」が数多く出展されています。
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東海道金谷ノ不二
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山下白雨
いずれも藍を基調の鮮烈な色彩です。
綺麗!
北斎の版画はこれまでも何点かは見たことがありますが、
これほど充実した展示は初めてです。
「冨嶽三十六景」は北斎が70歳を超えてからの作品です。(1831〜1833年)
あまりにも有名で北斎といえばこれですが、
長い作家人生で、
摺物、読本、風景版画、肉筆浮世絵など
制作しています。
これは、
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「東都勝景一覧」1800年
彩色摺りの狂歌絵本です。
版画の大きさは今までにも見たことがあり、
大体の想像をしながら会場に入りましたが、
これはちょっと衝撃でした。
小さな冊子にこんな緻密な絵が書かれています。
北斎という人は、70年以上の絵師人生で、
名前を変えながら、また引っ越しも90回以上と、常人には理解が及ばない人のように思えます。
会場に作られた「画室模型」が目を引きますが、
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中を見ると、すごい形相の老人が、
絵筆を握っています。
読み辛いとは思いますが、
どうぞタップして読んでみて下さい。
北斎の人となりが凝縮されているような威圧感があります。
こんな環境だと引越しも納得の感有りでしょうか。
この時、北斎83歳
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90年の生涯を閉じる時も、
死の間ぎわ、あと10年、せめて5年の命をと願ったそうです。
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会場出口近く置かれていた記念撮影スポット
「北斎と広重」展、
「冨嶽三十六景」全てが展示されたそうですが、前後期と展示替えがあって、
残念ながら後期では見られませんでした。
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会場は、北斎の画業から始まり、
広重へと、進みます。
年齢も37歳離れていて、2人の間に実際はどんな接点があったのかなかったのか、
広重は北斎から影響を受けて、
「東海道五拾三次之内」を描き始めます。
私のような素人が見ても、
北斎と広重の絵は佇まいが違います。
この二人を繋ぐものは、
広重の方にあるようです。
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もうここで私の気力も続かなさそうで、
広重の版画は明日に続きます。🙇
おはようございます。
版画はたくさんの作品が海を渡って、
多大な影響を及ぼしたことは知られています。
ebitenさんはモネの家でみたのですね。
私は神戸の異人館でコレクションを見たことと、ホノルル美術館での展示が思い出されます。
北斎の人となりなど、まるで知りませんが、
引越し回数だけでもただごとではないようです。
「HOKUSAI」という映画を見たくなりました。
今日は札幌はとても暑い🥵一日でした。
北斎と広重展、とても興味深いですね‼️
フランスを訪れた時に、モネの家🏠を訪れたのですが、家中
北斎と広重の版画だらけで、モネの家で、日本の有名な版画を観られるとは驚きでした❣️
北斎の引越し90回は凄いですね。半年は炬燵暮らし、シラミだらけなんて、ちょっと想像すると気持ち悪いですね。
芸術家だから普通の神経ではいられないのかなーー