OPAMで開催中の「古代アンデス文明展」に行ってきました。
一口にアンデス文明展といっても、
時間的にも空間的にも広大すぎて、何をどう理解するのかさえも整理できません。
南米大陸の太平洋側に展開したアンデス文明は、
先史時代から16世紀インカ帝国が滅びるまでの15000年間、文明を代表する9つの文化がありました。
空間的には南北4000km、標高差4500mに及ぶ広大な土地です。
独特な形の土器やアンデスの神を表す黄金のマスクなど興味深いものがあります。
ですが日本とはあまりにも違う文化です。
土器に混じって古代の布が展示されていたので、
それに注目してみました。
布は先史時代から今日まで、人と共にあります。
これはとても広い布で、ミイラを包んでいたマントの一枚です。
空飛ぶ人間型神話的存在が描かれています。
こうした布は高位者のものだそうです。
(パラカス・ネクロポリス期 紀元前300ー後200)
これらはナスカ文化期で、コカ袋です。
コカは貴重品で、高山病対策としてよく噛まれました。
コカの葉を入れるストラップのついたつづれ織のバッグ
(ティワナク文化)
(ワリ文化 紀元後650ー1000)
つづれ織のチュニック
こちらもワリ文化のチュニック。
階段状のユニットをかがり合わせて作られた、数少ない布
色もよく残っていました。
チャンカイ文化の二点、
下は頭を覆う布でレースのように透けています。
これもチャンカイ文化の布で、4枚の帯状の布をつなぎ合わせた、技術の高い者によるパターンの見本と思われます。
布は悠久の時を経ても、なぜか現在にも通じるものを感じさせてくれ、
とても身近なもののように思えます。
展示の最後に布に包まれたミイラを三体見ました。
乾燥した土地では布で包んでおくだけで人は自然にミイラになるそうです。
座ったままの姿で、とても小さなミイラでした。
こんなところに連れて来られるなんて思ってもみなかったことでしょうに。
一口にアンデス文明展といっても、
時間的にも空間的にも広大すぎて、何をどう理解するのかさえも整理できません。
南米大陸の太平洋側に展開したアンデス文明は、
先史時代から16世紀インカ帝国が滅びるまでの15000年間、文明を代表する9つの文化がありました。
空間的には南北4000km、標高差4500mに及ぶ広大な土地です。
独特な形の土器やアンデスの神を表す黄金のマスクなど興味深いものがあります。
ですが日本とはあまりにも違う文化です。
土器に混じって古代の布が展示されていたので、
それに注目してみました。
布は先史時代から今日まで、人と共にあります。
これはとても広い布で、ミイラを包んでいたマントの一枚です。
空飛ぶ人間型神話的存在が描かれています。
こうした布は高位者のものだそうです。
(パラカス・ネクロポリス期 紀元前300ー後200)
これらはナスカ文化期で、コカ袋です。
コカは貴重品で、高山病対策としてよく噛まれました。
コカの葉を入れるストラップのついたつづれ織のバッグ
(ティワナク文化)
(ワリ文化 紀元後650ー1000)
つづれ織のチュニック
こちらもワリ文化のチュニック。
階段状のユニットをかがり合わせて作られた、数少ない布
色もよく残っていました。
チャンカイ文化の二点、
下は頭を覆う布でレースのように透けています。
これもチャンカイ文化の布で、4枚の帯状の布をつなぎ合わせた、技術の高い者によるパターンの見本と思われます。
布は悠久の時を経ても、なぜか現在にも通じるものを感じさせてくれ、
とても身近なもののように思えます。
展示の最後に布に包まれたミイラを三体見ました。
乾燥した土地では布で包んでおくだけで人は自然にミイラになるそうです。
座ったままの姿で、とても小さなミイラでした。
こんなところに連れて来られるなんて思ってもみなかったことでしょうに。
現代は種々発明されて確かに便利にはなったけど、本当に豊かになったんでしょうか。古代文化の品々を見ていると考えてしまいます。
ワニ文化のチュニックはまるで絞り染めのようですね。カラフルな色使いの物もあれば、シンプルに2色使いのもあったりして楽しいですね。ミイラも展示されてたんですね。時空を越えてやって来たと思うと不思議な感じがします。
私も会ってみたいような…
これらの布を見ていると、模様の原型は古代からあったものなんだという思いを強くしました。
糸を染めて織る、遥か昔からの営みです。
ミイラ二体は布にすっぽり包まれていました。
一体は頭蓋と足が見えてましたが、
凝視してないので、、
ただこんな場所に連れて来られて悲しかろうと思いました。