平成二十年五月(夏)場所(於・両国国技館)は、千秋楽。
日本相撲協会「本場所情報」
銀河大角力協会
各段の優勝者も含めて、幕下以上の状況。
・序ノ口
◎7戦全勝
矢鋪(東9)
・序二段
大きな深尾を誉富士が動き勝ち。深尾は連覇を逃した。
◎7戦全勝
誉富士(東93)
・三段目
幕下15枚目格付け出しから番付外に陥落・復活した吐合を、緒方が破って優勝。
◎7戦全勝
緒方(東92)
・幕下
もと幕内の琉鵬(西3)が、もと十枚目上林(東5)を破って勝ち越し。
幕内の露鵬が休場したため、“余り”の北勝国。八番相撲は千昇に勝って3勝4敗。“休日出勤”の千昇は2勝6敗となり、番附編成上は2勝5敗で本当に千秋楽。
◎7戦全勝
玉飛鳥(西12)
・十枚目(十両)
武州山9勝目。市原は負け越しとなったが、関取には残留。
単独首位の千代白鵬(東11)が13勝目を挙げ、優勝決定。筆頭の若麒麟次第では新入幕も!? 安壮富士(西13)は9敗で幕下陥落第2号。
北桜を破って、霜鳳勝ち越し。
新十枚目の大勇武を破り、光龍(西7)は12勝で終了。優勝は逃したが、新入幕は決めた。大勇武は一場所で関取陥落。
五分同士、潮丸負け越し、霧の若勝ち越し。
もう一番、磋牙司(西12)負け越し、豊桜(西3)勝ち越し。
木村山(西2)は11勝目。
将司(東3)9勝目。玉鷲(東2)は8勝に終わって、入幕は千代白鵬との争い。
北太樹(西筆頭)は6勝まで戻し、来場所はまだ入幕圏内。
五分同士、若荒雄(東13)が熱戦の末若麒麟を破って勝ち越し。若麒麟(西筆頭)は勝てば幕内復帰だったが…。
◎13勝2敗
千代白鵬(東11)初
・幕内
豊響押し込むところを、土俵際で豊真将が引き落とし。豊真将9勝、豊響8勝。
岩木山、やっとこさ勝ち越し。
琴春日を力強く掬い投げ、若の里10勝。新入幕琴春日は4勝に終わった。
五分同士、出島が栃ノ心を押し出して勝ち越し。栃ノ心が負け越したので、今場所の新入幕3人は全滅となった。
新入幕白馬も豪風に敗れ、4勝11敗。みんな勉強。
高見盛千秋楽は○で、惜しくも7勝止まり。
栃煌山に寄り切られ、嘉風負け越し。栃煌山は結局5勝10敗。
10勝している北勝力を寄り切って、2枚目の若ノ鵬勝ち越し。何だかんだ言って、成績は良いんだ…。
玉春日勝ち越し。
把瑠都は体格が全然違う鶴竜を寄り切り、ともに5勝10敗。どっちもつまらない星でした。
優勝者を唯一破った安美錦、殊勲賞に花を添える10勝目。朝赤龍(小結)は6勝止まり。
勝てば敢闘賞の稀勢の里、雅山を落ち着いて押し出して受賞決定。次の琴奨菊次第だが、大関への足掛かりは築いた。
関脇の琴奨菊は勝ち越し決定。またしても稀勢の里は小結に据え置きだが、運を掴むのも、上がるには大切なもので…。
安馬は“上手櫓”も効いて技能賞決定。豊ノ島は勝てば敢闘賞だが、「11勝なら受賞」ってのも条件が妙だ。安馬に勝てれば…と考えて、長い相撲の末、辛うじて豊ノ島の勝ち。両者三賞を受賞。安馬は9番に終わり、大関への足掛かりは出来ず。
三役揃い踏み。東は揃っていたけど、西は…?!
優勝を決めた後が大事の琴欧洲。千代大海を破り、14勝という信じられない成績で終了。大海は大敗。
計算通り、魁皇を破って琴光喜勝ち越し。魁皇も8勝7敗。まるで予定されていたかのような星ではある。
ここ2場所とは打って変わって、優勝とは関係ない横綱決戦。勝負は足が出ない白鵬を朝青龍が引き落としてすぐ終わったが、“勢い余った”朝青龍を白鵬が押し戻して険悪なムードになって千秋楽。なんだそりゃ。
・幕内最高優勝
◎14勝1敗
琴欧洲(大関)初
・殊勲賞
安美錦(前4)19年7月以来3回目
・敢闘賞
稀勢の里(小結)17年9月以来2回目
豊ノ島(前5)19年1月以来2回目
・技能賞
安馬(関脇)18年3月以来3回目
・雷電賞(関脇以下の最高成績者を勝手に表彰)
豊ノ島(前5)19年1月以来2回目
幕内から十枚目へは、春日王・白露山・琴春日・白馬の4人。十枚目から幕内へは、木村山・将司・光龍の3人は確定として、玉鷲と千代白鵬のどちらを上げるか。
十枚目から幕下へは、境澤・大勇武・安壮富士の3人。幕下から十枚目へは、土佐豊・阿覧と玉飛鳥で良いだろう。
7月場所の番附発表は例年より遅めの6月30日で、初日は7月13日。
今場所の記事は、通例どおりあと2回続きます。
日本相撲協会「本場所情報」
銀河大角力協会
各段の優勝者も含めて、幕下以上の状況。
・序ノ口
◎7戦全勝
矢鋪(東9)
・序二段
大きな深尾を誉富士が動き勝ち。深尾は連覇を逃した。
◎7戦全勝
誉富士(東93)
・三段目
幕下15枚目格付け出しから番付外に陥落・復活した吐合を、緒方が破って優勝。
◎7戦全勝
緒方(東92)
・幕下
もと幕内の琉鵬(西3)が、もと十枚目上林(東5)を破って勝ち越し。
幕内の露鵬が休場したため、“余り”の北勝国。八番相撲は千昇に勝って3勝4敗。“休日出勤”の千昇は2勝6敗となり、番附編成上は2勝5敗で本当に千秋楽。
◎7戦全勝
玉飛鳥(西12)
・十枚目(十両)
武州山9勝目。市原は負け越しとなったが、関取には残留。
単独首位の千代白鵬(東11)が13勝目を挙げ、優勝決定。筆頭の若麒麟次第では新入幕も!? 安壮富士(西13)は9敗で幕下陥落第2号。
北桜を破って、霜鳳勝ち越し。
新十枚目の大勇武を破り、光龍(西7)は12勝で終了。優勝は逃したが、新入幕は決めた。大勇武は一場所で関取陥落。
五分同士、潮丸負け越し、霧の若勝ち越し。
もう一番、磋牙司(西12)負け越し、豊桜(西3)勝ち越し。
木村山(西2)は11勝目。
将司(東3)9勝目。玉鷲(東2)は8勝に終わって、入幕は千代白鵬との争い。
北太樹(西筆頭)は6勝まで戻し、来場所はまだ入幕圏内。
五分同士、若荒雄(東13)が熱戦の末若麒麟を破って勝ち越し。若麒麟(西筆頭)は勝てば幕内復帰だったが…。
◎13勝2敗
千代白鵬(東11)初
・幕内
豊響押し込むところを、土俵際で豊真将が引き落とし。豊真将9勝、豊響8勝。
岩木山、やっとこさ勝ち越し。
琴春日を力強く掬い投げ、若の里10勝。新入幕琴春日は4勝に終わった。
五分同士、出島が栃ノ心を押し出して勝ち越し。栃ノ心が負け越したので、今場所の新入幕3人は全滅となった。
新入幕白馬も豪風に敗れ、4勝11敗。みんな勉強。
高見盛千秋楽は○で、惜しくも7勝止まり。
栃煌山に寄り切られ、嘉風負け越し。栃煌山は結局5勝10敗。
10勝している北勝力を寄り切って、2枚目の若ノ鵬勝ち越し。何だかんだ言って、成績は良いんだ…。
玉春日勝ち越し。
把瑠都は体格が全然違う鶴竜を寄り切り、ともに5勝10敗。どっちもつまらない星でした。
優勝者を唯一破った安美錦、殊勲賞に花を添える10勝目。朝赤龍(小結)は6勝止まり。
勝てば敢闘賞の稀勢の里、雅山を落ち着いて押し出して受賞決定。次の琴奨菊次第だが、大関への足掛かりは築いた。
関脇の琴奨菊は勝ち越し決定。またしても稀勢の里は小結に据え置きだが、運を掴むのも、上がるには大切なもので…。
安馬は“上手櫓”も効いて技能賞決定。豊ノ島は勝てば敢闘賞だが、「11勝なら受賞」ってのも条件が妙だ。安馬に勝てれば…と考えて、長い相撲の末、辛うじて豊ノ島の勝ち。両者三賞を受賞。安馬は9番に終わり、大関への足掛かりは出来ず。
三役揃い踏み。東は揃っていたけど、西は…?!
優勝を決めた後が大事の琴欧洲。千代大海を破り、14勝という信じられない成績で終了。大海は大敗。
計算通り、魁皇を破って琴光喜勝ち越し。魁皇も8勝7敗。まるで予定されていたかのような星ではある。
ここ2場所とは打って変わって、優勝とは関係ない横綱決戦。勝負は足が出ない白鵬を朝青龍が引き落としてすぐ終わったが、“勢い余った”朝青龍を白鵬が押し戻して険悪なムードになって千秋楽。なんだそりゃ。
・幕内最高優勝
◎14勝1敗
琴欧洲(大関)初
・殊勲賞
安美錦(前4)19年7月以来3回目
・敢闘賞
稀勢の里(小結)17年9月以来2回目
豊ノ島(前5)19年1月以来2回目
・技能賞
安馬(関脇)18年3月以来3回目
・雷電賞(関脇以下の最高成績者を勝手に表彰)
豊ノ島(前5)19年1月以来2回目
幕内から十枚目へは、春日王・白露山・琴春日・白馬の4人。十枚目から幕内へは、木村山・将司・光龍の3人は確定として、玉鷲と千代白鵬のどちらを上げるか。
十枚目から幕下へは、境澤・大勇武・安壮富士の3人。幕下から十枚目へは、土佐豊・阿覧と玉飛鳥で良いだろう。
7月場所の番附発表は例年より遅めの6月30日で、初日は7月13日。
今場所の記事は、通例どおりあと2回続きます。
