徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

ふたりの<妻>

2006-03-29 18:20:11 | News
<妻の介護に専念したいと大阪府高槻市長を辞任した江村利雄氏(81)の妻登美子(とみこ)さんが28日午後11時、呼吸不全のため大阪府高槻市の病院で死去した。82歳。>(共同通信 3月29日付)

<28日午前5時35分ごろ、千葉県市川市富浜2のマンション駐車場にとめられたワゴン車の中で、女性が頭から血を流して倒れているのを、車の所有者の男性(44)が発見。女性は間もなく死亡した。>(毎日新聞 3月28日付)

何とも皮肉なつながりを感じさせるストーリー。

愛してるって言ってくれ

2006-03-29 00:45:04 | News
<教え子の女子生徒の携帯電話に「抱きしめたい」などと打ったメールを半年間で921通送り付けたとして、神奈川県教委は28日、平塚市内の県立高校の男性教諭(53)を懲戒免職、当時の校長(58)を文書訓告の処分とした。(読売新聞 3月28日付)

事件そのものは、今時珍しいものではないが、各報道機関の「みだらなメール」のチョイスの違い。これは担当記者の好みなのか。

「ぎゅっと抱きしめたい」「愛しています 女性として」「会いたいなあ~」(毎日新聞)
「おやすみなさい 愛しています心から」「明日6時にレストラン予約してあるんだ」「2人で社会から逃亡するしかない。2人で死のう」(読売新聞)
「おやすみなさい 愛しています心から」「ぎゅっと抱きしめたい」(時事通信)
「合体しましょうか?」「会いたいな~、愛しちゃってます」「抱き締めて愛してるってささやきたい」(共同通信)

読売新聞、共同通信記者が、熱心。それにしても各社で採用した「みだらなメール」は事前に重ならないように調整したのだろうか。
しかし、この53歳高校教師の言い訳がいただけない。

「1人の女性として愛していたわけではない。メールのやりとりの中で、架空の世界に入って互いに話をしてしまった」(時事通信)
「メールは、架空の世界の話をしたもの。誤解を与えたことは申し訳なかった」(読売新聞)

要するにこの53歳の高校教師は自分は安全地帯にいて、女子生徒に結論を預けてメールで興奮しているだけなのだろう(いやしかし、どの記事を読んでも「女子生徒本人が迷惑を訴えた」とは書いていないのだが)。最後まで愛してるって言ってくれよ。
「架空の世界」に逃げた53歳はストーカーにさえなれない。