徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

ご近所さん/原発さよならデモ@蕨

2012-07-24 12:49:32 | News


土曜日は原発さよならデモ@蕨に参加。前日は官邸前抗議だったこともあり、スタート時100人前後のこじんまりとしたローカルデモは久しぶりだったので新鮮ではあった。出発10分前に蕨駅西口に到着したのだけれども、とにかく高齢者が多い。ここまで爺ちゃん婆ちゃんに囲まれたのも久しぶりで、まあローカルデモはどうしたって地元意識の反映でもあるので若い人間が少ないというのは東京近郊ではいたしかたない面もある。
しかし本当に地元の高齢者が多かったのは沿道の反応を見るだけでもわかる。彼らはご近所さんという感じで、「支持」という意味だけではなくて、「挨拶」という感じで手を振る。「拡がり方」というのもいろいろある。もちろんこういう「拡がり方」もあっていいわけだ。
「街」の規模や「意味」の大きさによってデモの手法は変化していくものだと思うが、ここでは頭数を集めるだけがデモではないことは明らかだ。まあ今回の場合は蕨市長がスタート前に挨拶したわけだけども、官邸前抗議の幟旗の問題で盛り上がっている連中は、政治色の薄いローカルデモにこそ、旗を降ろして「個人」として参加してみることをおすすめする。

コールリーダーは火炎瓶テツさんが担当した。こういう形が一般的になっているのかわからないけれども、1時間ほどのコースでコールリーダーを固定するのはとてもいいやり方だと思う。もちろんコーラーのキャラクターやコールのコンセプトというのも大事で、以前参加した別のローカルデモでは実に納得のいかない、いやーな体験をしたこともある。もう下手なトラメガ使いは淘汰されるべきだぐらいに思う(まじで)。しかしコールリーダー固定は普段トラメガに文句の多いオレでも支持したい(テツさんのコールはいつもにも増してラスタ風味の強いもので、もしかしたら爺ちゃん婆ちゃんにはしんどかったかもしれないけれども)。