徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

言葉を失う/第19節 横浜FM戦

2012-07-29 13:29:47 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14


日産スタジアムで横浜マリノス戦
後半からは徐々に言葉を失っていくような展開になってしまった。
ここのところの湿度の高いあまりサッカー向きではない気候の中、清水はナビスコカップから中二日ということでフィジカル的には横浜にアドバンテージがあったのは当然で、その横浜のゲームプランの中で自滅してしまった感は強い。
勿論アフシンがコメントしているように前半はいつもながらの「内容は悪くない」ものだったとは思うけれども、「内容は悪くない」とはいえ、ゴール前の攻防と言う意味では一歩後退したように思う。あの内容では、ちょっと点が入る匂いはしなかった。横浜の樋口監督が言うようにワイドに展開してゲームを構成していくことはある程度までできていたと思う。それが「内容は悪くない」ということなのだが、ペナルティエリア手前から先にまったく怖さがないというのは、ちょっと重症と言わざるを得ない。
後半に入ると目に見えて運動量が落ち、ミスが増えた。それでも後半30分までは何とか堪えていたと思うけれども、大黒のゴールは実に痛かった。もう3失点目のPKはもはや怒る気にもならなかった。ひとつのゴールを獲るために四苦八苦している状態では、2失点目を決められた時点でゴール裏にも落胆や諦めの空気が濃厚に流れていた。
まだ、あと15分以上あるのに、である。
これでまたしても勝ちなしロードは継続された。昨シーズンの川崎を彷彿とさせる状況になってきた。これなら3ゲーム連続0-4負けの方が余程マシだったと思えなくもない。
本当に言葉を失う、声が出なくなるということはあるのだ。
まあ、それでも振り絞らなきゃいけないんだけれども。

終了後の挨拶でトシは、しばらくゴール裏の前を去ることなく、ひとりずっと頭を下げ、涙を流した。
もはやコメントを残すプレーヤーも少ない。プレーヤーも言葉を失っている。
もちろん監督というのは結果における全責任を負うものではあるけれども、しかし今シーズン、サポーターは改めてアフシン・ゴトビという理想主義者を支持したのだし、事実彼の作ったチームも魅力的で、そのポテンシャルを示すように前半戦を戦ってきた。個人的には、このチームを更に成長させるべきだと思うし、こんなところでおじゃんにするにはあんまりである。
問題はあの男…というか、あの「枠」を使い切れていないフロントの問題は小さくないと思うんだが。



次節は再びアウエイで首位広島。

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  ,.ィ'´ト.´     ´`"`"`゛″ .::::;'
イ´::ノ|::::l \         "'   :::/
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