徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

ネバーエンディング

2006-03-14 23:45:10 | Works
プレゼン用の資料を受け取りに神楽坂へ行った以外は、ネバー・エンディング・原稿。
THFCの尾崎さん経由で某ジャズ誌から連絡。本田さんの追悼コンサートの写真が掲載される模様。CD-R送付。
やはり今晩の後楽園ホールは行けず。申し訳ない。

それより原稿書け、オレ。

sadao watanabe『jazz samba deluxe』購入。

パンクス

2006-03-13 18:45:46 | LB中洲通信2004~2010
ぎりぎりまで原稿を打ちながら、取材の準備。

赤坂のオフィス・シロウズで公開間近の映画『闇打つ心臓』の長崎俊一監督を取材。
82年に文芸座で公開された8mm映画『闇打つ心臓』の「リメイク」作品である本作を通して、映画の「リメイク」と、8mm映画のインディーズとして、若い才能が登場した、80年前後から現在に至る日本映画の23年間を考える……そこまでいければいいかな、と。
ロッテルダム国際映画祭のオープニング上映作品として上映され、賛否両論を巻き起こしたという本作。現在の物語を描きながら、23年前に撮影された若き日の内藤剛志と室井滋がフラッシュバックするメタドキュメンタリー映画。確かにこれは賛否両論のパンクムーヴィー。バラエティ番組でいい人やってるだけじゃねーぞ、という感じの熱っぽさがあるのもいい。

『闇打つ心臓』宣伝ブログ

第2節 連勝

2006-03-12 02:10:57 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
いよいよ日本平スタジアムのホーム開幕。静岡駅からシャトルバスに乗車してスタジアムに向かう。イチゴ狩り渋滞でスタジアム到着に1時間ほどかかる。
キックオフ前にはノボリのエスパルス栄誉賞授賞式と早川社長の挨拶、さらに静岡市長の挨拶の中では「できれば優勝、優勝できなくても磐田よりは上の順位で」のスピーチにスタジアムも少々盛り上がる(しかし「できれば」優勝ってのはないだろ……)。

第1節で、常時前掛かりの甲府相手に散々苦しみながらも2-0の完封勝ち。今日の名古屋戦も前節と同じようにゲームの入り方が非常に危なっかしく、前半はギリギリの部分で名古屋のスピードある攻撃を跳ね返していた場面もいくつか見られた。
しかし、これまた前節と同じようにそんな状況なのに、清水が前半のうちに2点を獲ってしまう。しかもジェジンとの連携からの藤本のスーパーゴール、ジェジンの2ゲーム連続ゴールだ。悪いなら悪いなりに粘り強く耐え続けて、勝ち切るベースが出来上がりつつあるのかもしれない。後半はボールのポゼッションも上がり、徐々に主導権を握る展開だったが、まだまだこれから尻上がりで良くなっていくはず。これで、本当に久しぶりに開幕2連勝で無失点。次は味スタでFC東京戦。ルーカス、ササ・サルセード、リチェーリは怖いが、いいゲームになると思う。
ただし今日、心残りなことがある。
今日のオレンジウェーブ(オフィシャルチアリーダー)がエロかわいくて、カメラ持って行けば良かったあああああああ。

シャトルバスは日本平観光ルートを通って1時間以上かかって静岡駅に到着。今晩は久しぶりに実家に寄って夕飯。明日からしばらく原稿漬けの予定。

マムシさん

2006-03-11 00:35:35 | LB中洲通信2004~2010
TBSで毒蝮三太夫さん取材。1月に体調不良のために緊急入院したものの、現在はTBSラジオの『ミュージックプレゼント』も復帰。復帰したばかりの毒蝮さんに「応援」を語ってもらうなんてのは逆だろ、てな感じもしたのだけれども、お元気そうで何よりだ。
まずはインタビュー前に小雨降る中、外での撮影。「オイッ! 早く撮れ! ホラッ! 撮れ!」とキツイ言葉(生マムシ節)をカメラマンの大甲君に浴びせかけながら、さすがにサービス満点の表情。続いて局内の喫茶店で、愛するプロ野球、ジャイアンツ、ミスター(長嶋茂雄)について1時間ほど話を伺う。インタビューの合間には生島ヒロシさんも毒蝮さんにご挨拶に来る。この辺りは人柄だなあ。
さらにインタビュー後、マネージャー兼タレントのはぶ三太郎さんに、局にお願いして頂いて、数分だけスタジオをお借りしてマイク前で撮影。最高のショットが撮れたんじゃないかな。もう企画変更したいぐらいである。

お土産に頂いたまむちゃんグッズの千社札&缶バッチは読者プレゼントで幸せお裾分けの予定。

市ヶ谷から新宿

2006-03-10 04:15:19 | 素日記
市ヶ谷で、この間一緒に呑んだ吉川さんから、来週14日後楽園ホールのチケットを受け取る。実はその時の約束はまったく記憶にないのだけれども、酔っ払っている人よりも比較的酔っ払っていない人の記憶の方が正しいだろう、ということで素直に受け取った(当たり前だ)。しかし本当に来週後楽園ホールに行けるのか、正直わからない。

急いで千駄ヶ谷へ向かい、打ち合わせ。今秋刊行を目標にひとつのプロジェクトが動き出す。企画・進行のお手伝い。3時間近く、構成についてあーでもないこーでもないと話したり、沈黙したり、驚くようなものを見せられたり。まだ版元にも打診していない段階なので、形がはっきりし始めたらここでも宣伝します。
打ち合わせの後、新宿PIT INNへ向かい、この間のPUREライブの時に忘れた名刺入れを受け取る。何回落とせば気が済むんだ……ってなぜか必ず見つかっているが。
PIT INNへ向かう途中、伊勢丹の前辺りで殴り合いの喧嘩の現場に出くわす。新宿だね~。

渡辺貞夫『JAZZ & BOSSA』購入。
ディスクユニオン新宿店のジャズ館(3階)で、5~6人の中年オヤジたちが、ダンボール箱に詰められているLPを物凄い勢いでめくっている光景がツボにはまった。まさに一心不乱。オレは日本人コーナーしか見なかったので数分しかいなかったけれども、あそこはジャズ中年の聖地かもしれんね。

本田チルドレンたち/新宿PIT INN・THE PUREファイナルライブ

2006-03-08 16:16:24 | Music
新宿PIT INNでTHE PUREの最後のライブ。バンドの解散という結論が残念で仕方がないが、それほどに、この夜のライブは素晴らしかった。個人的には追悼コンサートさえも超えてしまったかもしれないと思う。
セットリストのほとんどが本田竹広のオリジナルナンバーであるTHE PUREというバンドは、それゆえに「うた」を意識していたコンポーザーとしての本田竹広の志向性(メッセージ)に溢れたバンドである。つまり本田竹広そのものだったとも言える。オレはスタンダードを弾く本田さんも好きだったけれども、オリジナルのTHE PUREがとても好きだった。

しかしその実現性という意味では心許ない演奏の日もあったことは事実だろう。それほどバンドに対して、本田さんは高い要求をしていたように思うし、若いメンバーが萎縮していたように見えた時も少なくはない。しかし前回、1月11日のライブはそれはそれは素晴らしく、驚くほど本田さんもその出来を褒めていたという。残念ながらその日の演奏を聴くことは叶わなかったけれども、それでは、この日の演奏に本田さんは満足されるだろうか? きっと本田さんは「息子たち」のプレイを聴きながら踊っていると思えた。それほど、この日の本田竹広チルドレンたちの演奏は素晴らしかった。
旧メンバーやサポートメンバーを加え、格段にパワーアップしたアンサンブルとビートは、皮肉にも本田竹広という巨大な存在を失ってしまったがゆえに到達し得たものかもしれない。それにしても、この夜の演奏には若いメンバーの覚悟や決意が塊のようになって押し寄せてきた。「追悼」を忘れさせるほど楽曲に集中できた。本当に音楽というのは不思議なものである。失うことで得るものは大きい。

いつものオープニングナンバー『ソウルフルパートナー』に始まり、『Save Our Soul』で23時過ぎまでコール&レスポンス、アンコールありの盛り上がりだった。サポートメンバーも素晴らしかった。今出宏さんのハープは感動的だったし、ツインドラムの永原さんが苦笑するぐらい、グレース(GRACE)のドラムは怖いぐらい迫力があった(ライスカレーはまだやっているんでしょうか)。さらに『What's Going On』では本田チコさんもコーラスに飛び入り参加して盛り上げる。
アンコールの後、橋本信二さんが挨拶をした。
「これからもよろしく!といいたいですが、このバントは一応これで解散です。ありがとうございました」
信二さんは冗談を交えながら明るく挨拶した。THE PUREで演奏されたオリジナルを聴く機会がなくなってしまうのは残念だが、本田さんの音楽は若いメンバーたちの血肉となって生き続けていくことだろう。
THE PUREというバンドを忘れないように、刻んでおこう。

本田竹広p

橋本信二g
森田修史ts
小澤敏也perc
後藤篤tb
吉岡大輔b
宮崎イカキン健g
中村恵介tp
永原元dr

辰巳光英tp
今出宏harm, vo
あゆみvo
鈴木道子vo
松谷冬太vo
谷山明人per
グレースdr
モヒカーノ関p

ダミオンper

マネージャーの田村さん、ひとまずお疲れ様でした。
バンドメンバーの今後のご活躍を祈り、聴き続けていきたいと思う。

レクイエム/東京オペラシティコンサートホール「本田竹広追悼コンサート」

2006-03-06 02:23:49 | Music
初台の東京オペラシティコンサートホールで「本田竹広追悼コンサート」。
取材とTHFCの写真班を兼ねて13時過ぎに初台に到着。ネイティブサンのサウンドチェックを客席から撮影。リハ終了後、さらに本番中は2階席からの撮影のみということで、位置を確認して何枚かテスト撮影する。ステージ上部にはmorito isodaさんの撮影した、本田さんの巨大なポートレートが掲げられていた。

今回の追悼コンサートのプロデューサーである本田珠也さんの囲み取材を経て、18時に本番スタート。1階の客席はぎっしりと埋まった。
まずは板橋文夫さんのソロ「HEY JUDE」で追悼コンサートは始まった。これがいきなり熱のこもった素晴らしいピアノで、客席のテンションも上がる。その後も峰厚介さん、村上寛さん、鈴木勲さん、鈴木良雄さん、橋本信二さん、大口純一郎さん、東郷輝久さん等など、本田さんの盟友であるジャズメンが次々と登場する。そしてネイティブサンで第1部が終了し、休憩を挟んで第2部のスタート。山下洋輔さんと珠也さんのデュオによる、ピアノとドラムが呼応し合う「宮古高校校歌」。こんなに凄まじいレクイエムは初めてだ。そして渡辺貞夫さんが登場し、「ステラ・バイ・スターライト」。会場もまたもや盛り上がる。
ラストナンバーが終ると、「本田の愛奏歌です」とナベサダさんがひとり、サックスを短く吹いた(マライカ)。透き通るような音色を残して、アンコールもなく追悼コンサートは終った。
振り返ると、後ろで観ていた橋本信二さんが号泣していた。「これで本当に(本田さんの)航海、終っちゃったね」。「でも、よかった、今日は本当によかった」。そう言いながら信二さんは泣いていた。つられてオレもちょっと泣く。また信二さんにつられちゃったよ。でも本当に今日の追悼コンサートは素晴らしかった。珠也さん、尾崎さん、関係者の皆さんお疲れ様でした。

でも、まだ7日新宿PIT INNでのThe Pureのライブがある。
本田竹広の、もうひとつのSOULの行き先がそこで聴けるはずである。それを見届けたいと思う。

鬼哭

2006-03-05 00:30:33 | LB中洲通信2004~2010
チャンネルNECOで流れ始めるとどうしても最後まで観てしまう三池崇史作品。
ということで、今日は三池崇史、竹内力、武知鎮典という魂の黄金トライアングルによる2003年作品『鬼哭 kikoku』。どこかで聞いた事があるような台詞の数々、もはや様式美とも言える竹内力の見栄、そしていつもながら鑑賞後、心に重く残る三池崇史の描く印象的なラストシーン。

『鬼哭 kikoku』(2003年/セディックインターナショナル、アートポート)
監督/三池崇史
監修・原案・脚本/武知鎮典
エグゼクティブ・プロデューサー/安藤章
出演/竹内力、美木良介、夏樹陽子、曽根英樹、勝野洋、岩城滉一
<誠治と良文は、伊達一家・武藤組の唯一の構成員。組長の武藤を兄とも父とも慕い、3人は固い絆で結ばれているが、伊達一家と日本最大の広域組織との間に抗争が勃発したことで、3人の運命は大きく動き始める。軍資金の割り当てを断る代わりに、抗争の最前線に出ることを上部に宣言した武藤を、一計を案じて警察に逮捕させた誠治は「親父に代わって」と次々と相手の組織に攻撃を掛け戦火を拡大させる。相手方の本気を恐れ弱気になった伊達一家は、事態の終息を図ろうとするが、誠治と良文は制止をきかず、遂には、組織の会長を襲う。相手方の幹事長・高坂は、誠治たちを追うべく、行動隊長・時貞を起用。時貞は、冷酷に執拗に誠治たちに迫っていく。>(SHV『鬼哭 kikoku』より)

リリースされているDVDでは特典映像としてラストシーンの別ヴァージョンが収録されているそうだ。Amazonのレビューを読む限り、何となく予想できるのだけれども、これは観たい。今月、チャンネルNECOで放送中。

新小岩

2006-03-05 00:03:56 | Works
新小岩のアジア雑貨&カフェ、DECOYAを取材。抹茶ケーキとチャイは美味しかったが、店長の森田さんの新小岩話もなかなか面白いお店。

取材後、新小岩の商店街をぶらつき、酒場を下調べしつつ撮影。ひとりでふらっと入りたくなるような酒場がやはり多い。そんなゆるい空気が漂う町。

『寺田克也全部 寺田克也全仕事集』(講談社)、『the red album jay z』購入。

少ないチャンス

2006-03-04 05:46:58 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
<Q 甲府戦となると、きっちり守って少ないチャンスをものにするという戦いになると思うが、そうなるとFWの2人……特にマルキにかかる期待が大きいのか?>
<Q 去年は少ない好機を活かすという展開だったが、今年は監督としてはボール支配を高めて……>(Sの極み 3月3日付け)

開幕まであと2日。
それにしても、健太にこんな頓珍漢な質問。この人は担当記者だと思うが、昨年1年間、一体何を観ていたんでしょうか。

(3月4日追記)
この記者かも?

天体

2006-03-04 05:32:00 | Works
葛飾区郷土と天文の博物館を取材・撮影。
ファンには高い評価を得ているオリジナル企画のプラネタリウムで知られる博物館。応対して下さった学芸員のAさんによると、大人がひとりで見ても大丈夫な番組作りを心がけているそうで、今日もそのひとつ森本レオのナレーションによる癒しのプラネタリウム『森本レオの新太陽系紀行』(一般番組)が上映されていた。こちらは平日ならば16時から上映中。
また毎週金曜日の夜には同博物館が誇る天文台が一般公開されて、ニコン製の25cm屈折クーデ式天体望遠鏡で、実際に自分の目で星空を見ることができるそうだ。すごいのは、これが予約制ではなくて、フリーで立ち寄っても見る事ができるという点。近場の人はぜひ行ってみるべきだろう、もったいないから、マジで。
天気が良くなかったので太陽望遠鏡を見る事ができなかったのが残念。

帰りに博物館近くの定食屋さんに入って、テレビでワールドベースボールクラシック日本ラウンド第1戦を観ながら、ビール少々。

4月号発送

2006-03-04 05:04:28 | LB中洲通信2004~2010
LB4月号、今回の特集は「僕たちの聖地 私的聖地の楽しみ方」。今回も多くの方にご協力いただきました。空間プロデューサーでグリッドフレーム代表の田中稔郎さん、編集者の柿崎俊道さん、写真家の北野謙さん、元同僚で後楽園ホールでボクシングを撮り続ける吉川さんとダンナさん、そして香港功夫映画評論家の知野二郎さん。ここで言う「聖地」といっても人それぞれで、重かったり軽かったり、それが仕事場であったり、ホントにプライベートな大事な場所であったりするわけです。やはりナカナカ短時間でまとめるのは難しいなァ……と思いつつ、今回もご協力いただいた皆様ありがとうございました。また以前『職業外伝』を持って訪ねてきてくれたライターの秋山真志さんにも今回寄稿していただきました。
個人的にはエビヌマ・リーの雄姿が(画像は小さいけれども)見られるだけでも価値あり。

スタート

2006-03-03 05:03:27 | Works
昨夜は三軒茶屋の居酒屋で、湯田さんの紹介で門谷憲二さん、新・エレックレコードの萩原さん、七田さんと初顔合わせ。これからしばらく続く書籍プロジェクト。まだどんな形での参加になるのかわからないけれども、興味深い作業になるはず。居酒屋での話だったけれどテープ回しておけばよかったよ、ホント。

開幕前

2006-03-03 04:43:24 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
あと2日後には2006年のJリーグが始まる。そして今年のイヤーブックが届いた。
今年の開幕戦のシーチケに印刷されたのは2年目の兵働のスナップ。2年目の彼らと共にチームが成長してくれていることを願う。

<健太「全部で45分から50分ぐらいやったが0対0で、(仮想甲府の)Bチームの方が強かった(苦笑)。」>(Sの極み 3月2日付け)

第一節は元清水監督の大木さん率いるヴァンフォーレ甲府。
ワールドカップの中断もある長い戦いが始まる。

ということでOST『あしたのジョー』(テレビ版・映画版)、sergio mendes & brasil66'『the best sergio mendes & brasil66'』『crystal illusions』、john lennon『complete lost lennon tapes』 the beatles『ultra rare trax vol.1~6』、大黒秀一『転がる日本にバカ満ち足りて あきらめの楽園へ』(WAVE出版)購入。