ももすけの日記

きゃあと言ふ声あちこちで穴まどひ
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

陽射しの中で

2007年02月05日 11時18分00秒 | 日記
惜しげもなく春の陽光が居間の半分くらいまでたっぷりと射しこんでいます*(晴れ)*

その日溜りの中の座布団の上でぼくは寝そべり、石油ストーブの上のやかんはしゅんしゅんと音をたて、おかあさんは玄米黒酢をコップに入れて煙草に火をつけPCに向かっています。

朝はパジャマの上にジャージをかさね、その上からムートンのベスト(何十年も前の)をはおっていたのですが、今は着替えてTシャツ1枚*(クローバー)*

あまりの明るさにつられて、ぼくはデッキに出してくれとガラス戸をこちょこちょしておかあさんに言います。おかあさんはそのたびに、ん、もうー、とあけてくれるのですが、やはり外の気温はそれほど高くはなくって、ちょっとひなたぼっこするだけで戻ってくるのです。

これほどの贅沢な時間はありましょうや*(ハート)*

しかし『春塵』とはよくいったもので、PCまわりのほこりが目立ちます*(汗)*

ぼくのおかあさんはぐーたらを自認しています(他も認めている)が、もしかしたら、ほんとうは律儀で潔癖なのではないかと、ふと思いました。

Cafe友のTちゃんは、ぼくのおかあさんのことをお友達紹介で「大阪のがんばりやさん」と書いてくれていて気恥ずかしい思いだったのですが、引き受けたことはぶつぶつ言いながらも夜中の2時、3時まででもがんばって仕上げようとします。

それは人間として当たり前のことかもしれませんが、責任を全うすることはまたよろこびでもあります。

老人介護のお仕事をしているおねいちゃんは、そんなおかあさんを、認知症になるタイプだなと言うのです。ぼくにはよくわかりませんが、その言葉がひどく心を捉えてなりません。

人の名前がどうしても思い出せない、毎朝飲むビタミン剤、テーブルの上にあるのを今、飲んだっけ*(はてな)*これは大切なものと仕舞っておいたのにどこへ仕舞ったか記憶がまったく無い、の繰り返し・・・

しかし、それでも今のところ何不自由なく生きています。
死んだとき「がんばりやさんだったね」と言われるより「かわいい人だったね」と言われたいな、なんて思っています*(青ハート)*