ももすけの日記

化粧水のほのとかをりて初化粧
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

きっと大丈夫

2013年09月15日 14時16分58秒 | 日記

昨日も一昨日も日中は30℃以上にもなってうんざりでしたが、久しぶりに、夕方、おさんぽに出ると風がふっと吹いてきて、ああ秋なんだな、と思いました。今日は台風が近づいているようで雨。

久しぶりに、というのは、2、3日、食欲がなくて水も飲まなくて動けなくなっていたのでした。1日くらいだと何も食べなくても、また翌日からもりもり、ってことはしょっちゅうなのですが、水も飲まないし、好きなトマトや梨を口元にもらっても食べたくなかったのでした。

3日目の朝一番、おかあさんは獣医さんちにぼくを連れていきました。(おかあさんはようやく車の運転をはじめました)

血液、尿検査ではほとんど標準値範囲で内臓はOK、レントゲンでは背骨の真ん中あたりが老朽化というのか折れ曲がっていて、もしかしたら脊髄を圧迫して痛いかもしれない、ということでした。でも、15歳半としては、そんなもんです、と。

とびっきり美味しいにおいの缶詰と、痛み止めの薬と、そして効くかどうかは不確かだけれどと痴呆の薬をもらって帰ってきました。

1年ほど前からぼくは耳が聞こえなくなり、おかあさんはぼくが痴呆になるのを実は危惧していました。犬にとって目よりも耳のほうが情報源として重要じゃないかと。だから、いつもいつも、聞こえていないだろうけど話しかけ、抱っこし、おさんぽもできるだけ時間をかけて、と心がけてきました。

ぼくが今回食べなくなった数週間前くらいから、おさんぽから帰ってからの様子がおかしいとおかあさんは感じていました。

玄関で足を拭いてもらった後、ぼくは廊下の壁にぶつかり、くるくると同じところを旋回し、なかなかすぐそこの居間まで到達できないのでした。目が見えていなくても、ずっと住んでいるところなんだからわかるはずでしょう、とおかあさんは「ももすけは賢い犬と思っていたけど、ほんとはあほな子やったん?!」なんて思ったみたいです。

あちこちおしっこは失敗するし、困ったおかあさんは小さなサークルを買い求めました。中にぼくの好きなクッションが入っているので、ぼくは遊びに入るのですが一人では出られなくてクンクン鳴いておかあさんを呼びます。扉はあけっぱなしですから意味ないし、、、

そういえば、ぼくが赤ちゃんのころにも、このような(もっと大きかった)サークルに入れられたことがあったけど、ぼくはいやだ、いやだと言ったので結局使わないで庭のフェンスの一部なっています。

獣医さんにそのことを話すと典型的な痴呆の症状ですと・・・

よく食べた後は立派な大きさのうんちもします、というと、それも痴呆の特徴なのですって。栄養がちゃんと吸収されてないということみたい。

そして、風呂場に敷くやわらかいマットを何枚かつないでまるくしたサークルを作ることを教えてもらいました。早速おかあさんはサークルを買ったホームセンターに行ってマットを買い、作ってくれました。

でも、それらをおかあさんは使おうとはしません、自分で買ってきて、自分で作っているのに、、、誇り高き犬だったぼくをそんなところに入れるのがかわいそう、と思うのでしょう。。。なんて親ばか。

ぼくはめっちゃおいしい缶詰のご飯を最初は水で薄めて注射器で口に入れてもらったけれど、次からはもりもりと自分で食べ、公園へ(すぐ近くだけど)おさんぽできるまで回復しました。なぜ2日も3日も食べられなかったのかはわからないけれど。

獣医さんが効くかどうかはわからないけど、と言ってくれた薬が効いているのか、それともおかあさんの愛が効いているのか、それとも、今だけちょっと治ったのか、今ぼくはおかあさんのひざに体をくっつけて寝そべっています。

 

 

コメント (14)
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