無言館から上越自動車道、長野オリンピック道路を経て白馬みそら野までは約1時間くらい。
おとうさんのお友だちは定年退職後にペンションを買って、奥さんと二人でやっています。山が好きなご主人とお料理が好きな奥さん、だからやっていけるのでしょうけど、きっと、しんどいだろうな、なんて思ってしまいます。
古いけど、可愛いペンションでした。
お食事はボリュームがあって美味しかったです。が、例によって、最初は写真撮るのですが、食べるのに夢中であとは撮れていません。夕食と朝食、ペンションでは当たり前かもしれませんが、テーブルクロスが替わっています。
で、次の日のお昼過ぎにクラスメートが来るので、おかあさんはその前に、若いころスキー場で居候させてもらっていたお宅にお邪魔するつもりでいたのですが、話をきくと、クラスメートたちはその日、白馬の駅に集まって、そこから五竜のお花畑に行く予定と。あら、それ行きたい、とおかあさん。晩のお食事会にはもちろん出ないから、と。
それで、みんなが来るまでの間、白馬の麓をドライブしました。
大糸線には無人駅がまだまだたくさん、郷愁をさそいます。
そしてなんと、車のフロントガラスにバッタ(?)が数kmものあいだ伴走してくれていました。
最後に長谷寺(ちょうこくじ)。ここは40何年も前、スキーに来た時に泊めてもらったことがあって懐かしいお寺です。大晦日の夜、和尚さんがみんなにお話しをしてくれました。「何億という精子とたった1個の卵子がであって一つの命になるんだよ。」 今はもう、その和尚さんもいらっしゃらないでしょうが、代替わりした奥さんかな、黒い服を着た女の人が鐘をついていました。この日、このお寺でお葬式があったので、それでかもしれません。そばで眺めていたら、その奥さんが鐘をつかせてくれました。よかった、いい思い出になります。
白馬の駅の近くでお昼を食べて(お寿司屋さんの昼定食ですが、これがリーズナブルなお値段ですごく美味しかった。特筆!)駅にお迎えに行きます。いつものように、すぐに誰とでもお話しできるおかあさん、クラスメートのような顔をして10人ほどのグループといっしょにゴンドラとリフトを乗り継いでお山へ。
すっかりみんなと仲良くなってしまいましたが、夕方は別れておかあさんは久しぶりの白馬のマスターの家に向かいました。