スウェーデンの社会学者、ラルス・トルンスタムとかいう人が1989年に提唱した概念、とあります。
超高齢者になると、それまでの価値観が「宇宙的、超越的なもの」に変わっていく。
①思考に時間や空間の壁がなくなり、過去と未来を行き来する
(すごく楽しい~~! ドラえもんみたいだね。お年寄りと話している時、そう感じる時あります。)
②自己中心性が低下し、あるがままを受け入れる
(これこそ、”超越”でかっこいいと、ぼくは思う。まあ、諦観というものかも。)
③自分をよく見せようとする態度が減り、本質がわかるようになる
(そういえば、ぼくのおかあさんも、お化粧してもあんまり変わらへんなあ、と思うようになってきました。)
100歳近い人の心の内には、70代ごろまでの人とは異なる「幸福感」が存在するとの分析結果が、日本でも浮かびあがってきたのだそうです。
体力が衰え始める60~70代では、出来ないことに不安が募り、鬱々とした気持ちが高まるが、85歳以上になると超越する傾向が強まる、と。
大病すると強まる傾向も、とありますから、おかあさんの場合、それかもしれません。
ありがたい、おかげさま、あるがまま、そう思えるのは本人も幸せですが、周りの人も幸せにすると思います。そんな可愛いおばあちゃんになれればいいなと思います。