東京工業大学大学院理工学研究科の松永三郎教授と河合誠之教授および東京理科大学理工学部の木村真一教授らの研究グループは、50kg級の超小型衛星「TSUBAME」を開発、この衛星をロシアのドニエプルロケットを使い、同国内のヤスネ宇宙基地から今年度中に打ち上げる。
「TSUBAME」衛星はヤスネ宇宙基地のサイロ(地下発射装置)から、ドニエプルロケットの第3段の下部に組み込まれて打上げられ、リフトオフ(地面を離れる瞬間)約15分後、高度500km - 600kmの太陽同期軌道に投入される。
「TSUBAME」は先進的な地球・天体観測技術の軌道上実証を目的とする衛星で、具体的には①高速姿勢変更技術の実証②ガンマ線バーストの硬X線偏光観測③地上・海上および雲の高解像度可視観測―を主要ミッションとし、主に「ブラックホールが誕生する瞬間」の極限の物理現象の解明を行う。
太陽の数十倍以上の質量をもつ大質量星が燃え尽きるとき、超新星爆発に伴ってブラックホールが生成されると考えられている。これまでに、ブラックホールだと考えられている天体は数多く発見されているものの、その生成メカニズムはいまだ謎に包まれており、さまざまな仮定のもと、数値シミュレーションなどによる理論的な研究が進められている。
「TSUBAME」は、この「ブラックホールが誕生する瞬間」の極限の物理現象を探るための、小型軽量かつ高性能なX線・ガンマ線検出器を搭載している。
「TSUBAME」衛星はヤスネ宇宙基地のサイロ(地下発射装置)から、ドニエプルロケットの第3段の下部に組み込まれて打上げられ、リフトオフ(地面を離れる瞬間)約15分後、高度500km - 600kmの太陽同期軌道に投入される。
「TSUBAME」は先進的な地球・天体観測技術の軌道上実証を目的とする衛星で、具体的には①高速姿勢変更技術の実証②ガンマ線バーストの硬X線偏光観測③地上・海上および雲の高解像度可視観測―を主要ミッションとし、主に「ブラックホールが誕生する瞬間」の極限の物理現象の解明を行う。
太陽の数十倍以上の質量をもつ大質量星が燃え尽きるとき、超新星爆発に伴ってブラックホールが生成されると考えられている。これまでに、ブラックホールだと考えられている天体は数多く発見されているものの、その生成メカニズムはいまだ謎に包まれており、さまざまな仮定のもと、数値シミュレーションなどによる理論的な研究が進められている。
「TSUBAME」は、この「ブラックホールが誕生する瞬間」の極限の物理現象を探るための、小型軽量かつ高性能なX線・ガンマ線検出器を搭載している。