日本、アメリカ、中国、インド、カナダの5か国共同で計画され、2022年からの本格運用を目指す超大型望遠鏡「TMT」(Thirty-Meter Telescope:30m望遠鏡)の起工式が10月8日、ハワイ・マウナケア山行われ、2021年の稼働開始に向け建設がスタートした。
TMT はすばる望遠鏡に比べて、視野の広さ以外はほぼ全ての面で高性能な望遠鏡になる。すばる望遠鏡の視野を活かして興味深い天体を発見し、これを TMT で詳細に調べるといった、「すばる望遠鏡と TMT の連携」が期待されている。
口径 すばる:8.2メートル TMT:30メートル
集光力 すばる:52.8平方メートル TMT:707平方メートル
解像度(補償光学使用時) すばる:0.03秒角 TMT:0.008秒角
相対感度 すばる:1 TMT:179倍