●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●産総研、衛星観測データに付加価値を付けた「ASTER-VA」を無償提供

2016-04-07 08:40:29 | 人工衛星

 産業技術総合研究所(産総研)は、地球観測衛星データを処理した付加価値プロダクト「ASTER-VA」を、平成28年4月1日から無償で一般に提供を開始した。

 産総研は、米国航空宇宙局(NASA)が運用する地球観測衛星TERRAに搭載された経済産業省開発の光学センサーASTERで観測された衛星データを、NASAからインターネット回線を通じて取得・処理し、わかりやすいインターフェースで提供する。

 ASTER-VAは、産総研独自の擬似天然色画像合成技術を適用した画像データのほかに、地質情報を含む地図との重ね合わせのために地形の凹凸やずれをあらかじめ補正(オルソ補正)したデータ、標高データで構成される。また、様々な地理空間情報の閲覧ソフトウェアなどで使用できるように、2種類のファイル形式から選択することができる。

 ASTER-VAは全世界のデータを備えており、防災や環境、農林水産業など広範な分野で利活用できる。また、利用制限のない公的データ(知的基盤データ)として、地理空間情報を活用したビジネスでの利用も期待される。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●宇宙探査●「はやぶさ2」、Ryuguへ向けイオンエンジンによる動力航行中

2016-04-06 22:55:24 | 人工衛星

 「はやぶさ2」は,3月22日、搭載された4基(A~D)のイオンエンジンのうちA、C、Dの3基の運転を開始し、一路Ryuguを目指して飛行中。

 2018年夏のRyugu到着に向けて,数か月間のイオンエンジン連続運転を全部で3回予定しているが、5月中旬に完了する予定。

 この軌道制御による増速量は毎秒120m(=時速440km相当)で,は「やぶさ2」の飛行方向に向かって噴射するので、瞬時的には飛行速度は減少する。

 現在は「やぶさ2」は,日本からは見えない地球の南半球方向を飛行しており、南半球の地上局(米国NASAキャンベラ局 と,欧州ESAマラルグエ局)を使って管制されている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●宇宙探査●JAXA、X線天文衛星「ひとみ」の状態の確認作業に全力

2016-04-05 20:41:54 | 人工衛星

 JAXAは現在、X線天文衛星「ひとみ」の電波を正常に受信できず、衛星の状態を確認できない状況が続いているが、次のような対策を行っている。
 
 通信不良発生後、国内外のJAXA追跡局を優先的に割り当て、推定される「ひとみ」の軌道にアンテナを向けてコマンドを送信し続けるとともに、衛星からのテレメトリの受信を試みている。

 現在まで4回の通信機会において、衛星からの電波を受信しているが、テレメトリの取得には至っておらず、衛星の状態は確認できていない。

 なお、電波を受信した方向・時刻には、JAXAの把握する限り、他の衛星が存在しないことを軌道情報などから確認しており、この電波は「ひとみ」から発信された可能性が高いと考えている。

 JAXAは現在までのところ2物体までの軌道を把握している。

 両物体の軌道情報を元に時間をさかのぼると、3月26日10時37分頃に「ひとみ」の当初の軌道上のほぼ同位置にいたことが明した。これより、両物体のどちらかは「ひとみ」から分離した物体なのではないかと考えている。

 衛星との通信復旧を最優先事項と考え、引き続き国内外のJAXA追跡局を使用した通信機会(1日約20回程度)において、衛星に向けて電波及びコマンドを送信して通信確立に最善を尽くしている。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●宇宙探査<新刊情報>●「アストロバイオロジー」(山岸明彦著/丸善出版)

2016-04-04 11:20:41 | ●宇宙探査<新刊情報>●


<新刊情報>

 

書名:アストロバイオロジー~地球外生命の可能性~

著者:山岸明彦     

発行:丸善出版

 同書は、地球外生命がいてほしいと願う人に、その願いが叶う可能性がどの程度であるのか、いつ頃どのようにその願いが叶う可能性があるのか、もしくはないのか、それを考えていくことのできる構成となっている。 アストロバイオロジーという分野は、まだ成長過程の研究分野だが、急速に発展をしてきた。生命が存在する場として地球がどの程度普通の存在であるかの検討を試みている一冊。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●宇宙探査●KDDIとオフィシャルパートナー契約を締結したハクト、4月24日ファンミーティング開催

2016-04-01 09:35:24 | 月面探査

 KDDIとオフィシャルパートナー契約を締結したHAKUTO(ハクト)は、4月24日(日)に、ファンミーティング「HAKUTO FAN MEETING 2016 SPRING」を開催する。

同ミーティングでは、次のような事柄が紹介される。

1. 袴田HAKUTO代表のによる「au×HAKUTO MOON CHALLENGE」の今後の展望説明

 HAKUTOを率いる袴田代表が、日本の国際通信の第一人者であるKDDIとのオフィシャルパートナー契約に基づく「au×HAKUTO MOON CHALLENGE」の今後の展望について語る。

 auの通信技術を月面でどのように活用して行くのか?これからクリアするべき課題は?月面レースの先には何があるのか?次世代宇宙開発へのファーストステップである月、更には宇宙への夢、それを現実にするミッションについて語る。

2. 宇宙ハッカソン“Space Apps”「HAKUTO賞」の選出

 今回のファンミーティングでは、参加者とともに、NASA(アメリカ航空宇宙局)が主催する世界最大規模のハッカソンン"SpaceApps"で選出された複数のチームの中から「HAKUTO賞」を決定する。

 月面レースの先にある惑星探査、並びに航空宇宙関連の技術や事業の発展に資するアプリケーションについて、ファンミーティングの会場で乾坤一擲のプレゼンをしてもらい、参加者の投票によって受賞チームを選出する。

日時 :2016年4月24日(日曜日) 17:30~開場、18:00~開演

会場 :アークヒルズカフェ(東京都港区六本木1-3-40 アークヒルズ内)

定員 :120名

主催 :HAKUTO

後援 :株式会社ispace

参加費 :サポーターズクラブ会員3,500円、一般4,500円

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする