6月14日(木)
晴天。湿度も少ないようで、さわやか。風が吹くと涼しくも感ずる。気持ちよい一日。
午前中は、鴨の卵の田んぼの草刈。午後は、花畑。畑の進入路や回りの畔の草刈を、モアでする。その後は、この晴天を逃さずと、ジャガイモの収穫。5時半過ぎに痛い腰を伸ばしながら、帰路に着く。
昨日の鴨の卵。午前中の草刈の時に見たら、タマゴは一個もなかった。親鳥が、別の所に巣を作り、運んでゆくわけはない、と思う。きっと、他の動物が、食べてしまったのだろう。タヌキか、猿か、猪か、それとも、カラスやトンビか。ヘビが飲みこんだとも考えられる。
鴨にはかわいそうだが、この十いくつかの、生まれることのなかった命は、他の命を生かすことになった。むだにならずに済んだ訳だ。いや、そのままその場で、朽ちてしまうとしても、微生物の命につながるとか、草やコケに吸われ養分となるだろう。前に、草刈作業で、ヘビやカエルを切り殺すと云ったが、そうした死体も、トビやカラスが食べているのをよく見る。
命はこうして、繋がってゆくのだな、と思う。それにしても、農業とは、命を奪う業である。