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さて、今回は前々から行きたいなぁと思っていた加悦(かや)SL広場に行ってきました。
京都府内ながら結構遠くてなかなか行く気にならなかったんですよねぇ…
朝のきのさき1号で福知山へ、その先京都丹後鉄道の特急たんごリレーで与謝野駅へ向かいます。
始発列車ははしだて号との分割はなく、単編成の4両。
合造車クモロハがありグリーン0.5両、指定1.5両、自由2両の構成となっています。
福知山方面への始発特急なだけあって自由席は結構埋まっていました。8割くらいでしょうか。
自由席2両だけなのに車掌さんが2名乗務されており、そんないらんやろと思っていましたが検札の様子を見ているとかなり時間がかかっていました。
どうやら、特急券を購入していない人がそこそこいるのに加え、ICカードで乗車し福知山・城崎温泉方面へ向かおうというお客さんが非常に多いみたいでした…
そのたびに乗車券を現金発券してIC取り消しの証明書を発券して、また京都とかのIC使える駅に戻ってからこの証明書で取り消してもらってなーと説明されているわけで…ご苦労様です。
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福知山駅で京都丹後鉄道に乗り換えます。
特急たんごリレーの丹後の海号。前から乗ってみたいなぁと思っていたんですよねぇ。
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右に止まっているこちらは今年5月18日からデビューした新型車両、KTR300形。
登場してまだ1か月経っていない新型車両、ぴかぴかでかっこいい。
新潟トランシスの標準車体そのままかと思いきや、前面角をトリムした角ばった形状にアレンジしているのがいいですね。
ライトも白い正方形のところしか発光しないのでライトとしての性能だけ考えたらもっと小型にできるところ、目としてこの形状にデザインされているのはとても好きです。
極限まで小型化すれば神戸市営地下鉄新車みたいに豆粒にできるんだとは思いますが、あれはなぁ…
今回乗るのは左のKTR8000形。はしだて号として京都に乗り入れてくる運用にも乗ってみたかったのですが時間的都合でたんごリレーとして乗車。
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宮津駅から進行方向をかえ、天橋立・網野へ向かいます。
座席転換をしたいところですが、8割近いお客さんが後数分の天橋立で降りていくので座席を転換する気がないみたいです。
しゃーないので天橋立を出てガラガラになってから転換。
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自由席側はフリースペースもあるのでそっちに行くのも楽しいと思います。
天橋立過ぎたらかなり座席が空くので移動し放題ですし。
KTR8000形ですが、フリースペースのある側の運転席は展望がしやすい半室運転席になっているみたいです。
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青い車体をギラリと光らせて去っていきました。見た目はJR九州のD&S列車ですよねぇ。かっこいい。
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野田川駅から改称された久美浜駅で下車。
今回目的地としている加悦へ向かっていた加悦鉄道線はこの駅から分岐していました。
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この駅でレンタサイクルを借りて加悦へ。
どこで借りればええんやと少し悩みましたが、駅のきっぷ売り場で借りるんですか。
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与謝野駅のちょうど裏側、自転車だと踏切まで行って戻ってくるためちょっと遠回りになります。
廃線跡サイクリングロード上には昔の駅の跡である旨の看板が立っています。
加悦鉄道が出ていたころのここの駅名は丹後山田駅。野田川駅より前の名前ですか。
JR西日本から北近畿タンゴ鉄道に移管されると同時に野田川町の中心駅ということで改称。
その後WILLER TRAINSに移管の際には野田川町は加悦町、岩滝町と合併し与謝野町に名前が変わっていたので合わせる形で改称しています。
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ここからまっすぐ伸びる加悦鉄道廃線跡。
全線にわたってサイクリングロードとして整備されています。
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1駅目の水戸谷駅、この角度から見ると駅っぽいですよね。
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こちらが水戸谷駅跡地にできた休憩所。
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今回借りている自転車がこちら、200円で借りてきました。
サドルが低くギアはなくもちろん電動アシストもない仕様ですが、加悦鉄道跡地は基本的に平坦線なのでそこまで困ることはありません。
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私鉄なので駅間は1km程度と細かく設定されています。
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サイクリングロード上に新たに整備された勾配標。雰囲気が出る演出でとてもいいなぁと思います。
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次の駅は加悦谷高校前、いわゆる請願駅です。
当時の写真が掲げられていますが、ザ・仮乗降場っていう感じの簡易なホームが素敵です。
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廃線跡の西側には住宅地がありますが東側は田んぼが広がります。こんな雰囲気の中サイクリングできるのは最高ですよ。
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ずっと直線だった配線後はここで緩やかに左カーブを描きます。
鉄道基準でいえばそこまで大半径ではないのですが、サイクリングロードとしてはかなり緩やかなカーブになっています。
また、この画面右手に見える住宅がどれも勝手口側を向けているのがお判りでしょうか。
今では遊歩道ですが昔は線路があったところなので、柵が設けられていたり大きな段差があったりするのが見て取れます。
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三河内口駅。
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きっぷを委託販売していたものの、急に辞任しちゃうもんだからも待ったんですわといったエピソードが紹介されています。
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丹後三河内駅。さっきと背景が大して変わってませんね。
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ここの駅は当時の駅舎があった区画が今でもきれいに残っていました。
ちょうど手前の草が生えているところに駅舎があった感じみたいですね。
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そして終点の加悦駅に到着です。
左にカーブを描いていますが、当時は貨物側線が多く比較的広い敷地を有していたためその外周をなぞっているようです。
このあたりから直進し、画像右手の商工会の前をゆく道とサイクリングロードとの間がすべて加悦駅構内だったっぽいです。
跡地の多くは与謝野町加悦庁舎として活用されています。
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腕木式信号機とともに保存されている当時の加悦駅舎。
土日のみ資料館として公開されています。平日に行ったので外から眺めるだけですが当時の駅舎をこうやって保存してくれているのはいいことですよね。
サイクリングロードに戻ります。
先ほどの加悦駅跡看板を紹介する際「終点」といった割に、看板左側には大江山鉱山の文字があります。
加悦から先、SL広場のある大江山鉱山駅跡までは貨物専用線となっています。
また、路線の反対側にも貨物船は伸びており、丹後山田駅から日本冶金岩滝工場までの間でも貨物輸送が行われていました。
元々この加悦鉄道は特産品の丹後ちりめんの輸送を主として開通したのですが、開通後15年ほど経ったころに大江山ニッケル鉱山での採掘が開始されます。
そこで、加悦鉄道線の両端から貨物線を伸ばすことで鉱山から海沿いで資材調達に長けた工場までの輸送を行うことになるわけです。
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そんな鉱山へ向かう貨物線へ向かっていくとすぐに、転車台跡を発見。
転車台自体はこれから向かう加悦SL広場に移設保存されているのですが、この場所に転車台があったということをこの看板が伝えてくれているわけです。
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また、粋な計らいというべきでしょうか。加悦庁舎併設の建物内のエントランスに当時の転車台をイメージさせる意匠が取り入れられています。
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加悦駅構内を抜けてすぐ、当時の踏切の跡がわかりやすく残っている箇所がありました。
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ガーター橋もそのままなサイクリングロード、いいっすねぇ。
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大江山鉱山の鉱石輸送を目的とした貨物線なので途中駅はないのですが、桜内駅という看板を発見。
貨物線としての用途がなくなったのちに地方鉄道線旅客営業免許を取得し旅客営業を行おうと準備していたものの、バス路線が並行しているため不要と判断され一度も営業することなく書類上廃止された「幻の駅」だそうです。
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ここまで最大でも10‰程度の勾配でしたが、最後の最後で28パーミルの急勾配…
距離自体は大したことないのですが結構険しいです。
加悦SL広場の敷地を造成するうえでこのあたりのサイクリングロードも同様にかさ上げされている可能性があるので現役当時のこんな急勾配だったかはわかりませんが。
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看板が見えてきたら目的地はすぐそこ。
大江山鉱山駅跡地付近にある加悦SL広場に到着です。
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この先の模様は記事を分けようかと思います。
思っていたより展示車両が豊富でさらっと流せる量ではなさそうなので。
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LINEスタンプお願いします
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↑バスの同人誌です。
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