motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

「昭和の車掌奮闘記」を読んで

2019-10-05 23:46:43 | 日記
こんにちは、本日は時刻表記念日との事ですね。
1894年の今日、日本初の本格的な時刻表である「汽車汽船旅行案内」が刊行されたとの事です。
そんな時刻表にだけ焦点を当てている訳では無いですが、多少は関係のある鉄道にまつわる新書のご紹介です。




以前、ジャンボフェリーで4時間半かけて神戸へ至る道中で読むために高松駅のくまざわ書店で購入した交通新聞社新書の「昭和の車掌奮闘記」(著:坂本衛)ですが、これがとても読みやすく面白い本だったんです。
読書の秋を前に、普通電車とかに揺られながらのんびり読んでみては?と提案の意味も込めて記事にしようと思います。

著者は吹田の出身で、今は貨物駅となっている吹田操車場の付近で幼少期を過ごした方。
幼い頃からの鉄道への憧れから国鉄に入社、その後車掌になり国鉄の終わりまで務めています。
そんな車掌生活での小噺がたくさん盛り込まれたこの1冊。
踏切警手か操車場の制動手かを選ぶ場面から始まり、貨物列車の車掌乗務では年功序列で下っ端の頃は隙間風の吹くオンボロ緩急車(寒泣車)に乗るような時代だったこと、助役に上がったもののやっぱり車掌に戻りたいとお願いしたことなどこの方の鉄道人生をざっと紹介している部分だけでも面白い経歴の方だなぁと感じます。
あとはあまり語られることの無い列車トイレの変遷や時効だから語れるミスの挽回テクニックなど、実際に車掌一筋でやってきた方だからこそ書ける内容になっています。
読んでいると、流石だなぁという点や今の時代やったらアカンでという感じの点など様々感じられるかと思います。

読書感想文って難しいですね。
内容のネタバレを防ぎつつよさみを伝える文章力がない事が今わかりました。

とにかく、車掌について内部の話まで面白くまとめてあるこの1冊はぜひ読んで頂きたいと思います。
あと、この本は漫画「カレチ」の元ネタともなっているそうです。
読んだことないですが車掌を題材にした漫画として有名だそうで、タイトルくらいは聞いたことがあります。

読了後レビュー記事等に目を通してみるとだいたいの人が、次は「食堂車乗務員物語」(著:宇都宮照信)をどうぞと書かれています。
こちらも交通新聞社新書から出ている本だそうなので、次回はこちらを読んでみようかと思います。


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↑バスの同人誌です。

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