3/14は待ちに待ったダイヤ改正の日。JRグループのほか各私鉄も多くがこの日に改正されました。

今回はその中でも近鉄の新型名阪特急ひのとりに乗ってきたのでご紹介します。
1か月前の10:30の売り出しすぐにインターネット予約を叩きました。狙うは8:00の第1便プレミアム。
ただ、圧倒的競争率を前にサーバーは大変混雑しまして、結局取れたのは9:00発の第2便目レギュラーシートでした。取れただけよかったか。
因みに、明日帰りの列車はプレミアム1人席を抑えられました。たのしみ。
さて、私は滋賀県草津に住んでいます。ここから名阪特急に乗るにはまず大阪難波に出なければなりません。
そういえば本日より特急はるか号は全車9両編成化。関西空港方に新型車両271系を3両繋ぐようになりました。
今までは朝夕などごく一部の列車のみが9両で基本的には6両だったのですが、今後は全列車が9両運転となります。
残念ながら例のアレですっかり冷え込んじゃってますが、夜の京都方面行きとかデッキで圧縮されるほど混んでいましたしとてもありがたい増結だと思います。
今までも僅かながら9両編成は存在していたわけで、増結される3両は新型車両271系かもしれませんし旧型車両281系かもしれません。基本的にはわかりません。
今回はTwitter検索で271系回送が米原へ上っていったという目撃情報を確認したので大喜びで自由席特急券を購入することにしました。
新型車が繋がれる位置は全列車に於いて自由席扱いの車両です。
指定席の旧型車より自由席の車両の方が設備がいい、ただ旧型の3両もあるという運要素の強い運用が今後はなされるわけですね。
特急はるか9号 草津7:29→天王寺8:31
ひのとりが9:00発なので時間的にちょうどいい便なのもナイスでした。


やってきた271系新型はるか。早速キティちゃんラッピング仕様になっています。
形状自体は今までJR西日本が出してきた683系、287系とよく似たデザイン。
塗装も従来のはるかと一体に扱ってもらうため敢えて同じ色を採用しているらしいです。
故にそこまで外観に凄さはありませんが、普通にかっこいい。

初日だし混んでるかなぁと思いましたが、まさかの貸切。誰も乗っていないとは。
昨今の外出自粛の影響も多少はあるのかもしれません。とはいえオタクはそんなの気にせずいやなんでもない

車内に並ぶ座席はほんとにサンダーバードで見るような見たことのあるような座席。
唯一それらから変わった点として、全席にコンセントが設置されました。これはつよい。
四国の8600系や2700系などと同じく肘掛の先端部に設けられています。
列車の特性状、国際規格のUSB端子の方が海外の方から好まれるような気がしないでもないですが、部品を共通にした方が費用が安くなる的な事情がもしかしたらあるのかもしれないですね。
また、従来の281系はるか号は何を血迷ったか座席背面にテーブルを設けず、ひじ掛けから超小型なテーブルが引き出せるのみという構造でした。
カップのドリンクとスマホを置いたら終わりというサイズの極小テーブルのみだと知らずにお弁当を買って乗り込んだ時はお膝で食べましたね、懐かしい。
それが、サンダーバードなどと同じノートPCが置ける大型背面テーブルになったのはかなりの進化だと思います。
いくら空港特急とはいえ琵琶湖線沿線からしたら新大阪・天王寺へ使うと丁度いい列車ですし、京都~新大阪・天王寺など短距離でも座っていきたいビジネスマンの方などにはこの進化は評価されるべきだと思います。
というかなんで281系あんな極小雑魚テーブルだけで大丈夫だと思ったんだ…

案内表示はモニタを2画面配置していました。
うち一方は「次は○○」といった案内を、もう一方は乗り換え路線や構内図などを表示していました。
空港アクセス特急として重要な多言語案内ですが、スクロールだとどうしても限界があり充実させると今度は日本語がなかなか表示されないという悩みがありました。
271系では左画面の上2/3ほどは日本語の漢字とひらがなを交互に、下1/3ほどで英語と中韓を交互に出すことで日本語の案内が絶えないようにしているのはいいなと思いました。
確かに多言語案内は大事ですが、そのせいで日本語の案内が手薄になるのはよくないことです。

洗面所は広く車いすに対応したものが備えられていました。
脇にある洗面台にはキティちゃんの装飾が。
これは確か従来車281系にもあったはずですが、こういう遊び心は好きです。

ドアまわりにもキティちゃんがたくさん。かわいい。

あともう一点いいなと思ったのが荷物置き場、ここでは言葉ではなくイラストで使い方を表しています。これはいいデザインです。
なるほど、ここは荷物置き場でストッパーは上にあげるのねというのが一目でわかるデザインになっています。


そんなわけで天王寺まで乗車。
側面の表示は最近のJR西日本車輌おなじみのものですが、アンチエイリアス処理を駆使して特有の「はるか」の文字を再現しています。これには驚きました。
だったら225系100番台の新快速もスピード感があってかっこいい斜体にしてほしいものですが、どうなんでしょうか。

従来車281系との連結面、全車9両編成になるのにこっちに運転台は必要なのかなとか思いますが281系を置き換える際に中間車だけ6両作るのですかね?
パッと見の外観が同じで一見違和感がないのは成功していると思います。

ここから御堂筋線で大阪難波へ、ひのとりに乗車します。
アーバンライナーのポジションを引き継ぐ形となる特急ひのとり、発車案内にも列車名が書かれています。

赤いメタリックな車体をギラリと光らせてやってきました。かっこいい。
先程も書いた通り初日ということで満席。さっきのはるかと違いすぎる気がしますがまあそれだけ関心が高いのも分かります。

特急「ひのとり9列車」と「名古屋」及びそれぞれの英語表記を相互に切り替えて表示していました。
何故なのか分かりませんが、今まで車両愛称はあっても号数は案内していなかった近鉄特急でこれはかなり違和感があります。
車内放送でも「この列車は、特急ひのとり9列車 名古屋行きです」と言っていました。
「ひのとり9号」でないのが私鉄らしい気はしますが、「特急アーバンライナー 名古屋行きです」など愛称は言っても号数を言わなかった近鉄が、マジか…
そんな感じで初っ端そんなところに驚きました。


今回乗車するのはレギュラーシート。枕カバーにひのとりエンブレムが刺繍されています。
レギュラーシートでもひのとり車両は従来車より豪華な造りになっており、アーバンライナーなどと比べ+200円だけ高くなっています。

この車両で特筆すべき点は編成中の全車両がバックシェル付きであること。
後ろの席の人に気を使うことなくリクライニングを使える、これはとてもいい構造だと思いました。
普通席に相当するレギュラーシートでも全席これを装備してくれているというのはかなり素晴らしいと思います。流石。
また、リクライニングは近鉄特急の新型車ではおなじみのゆりかごシート。
背面を倒すと座面が上に持ち上がる構造でかなり快適です。

テーブルも出っ張りを感じさせない一体になったデザイン。
この他ひじ掛け部にもドリンクを置けるサイズの小さめのテーブルが用意されています。
また、荷物をかけられるフックが増設され、座席後ろに2つもついています。
窓枠のところにも1つついているのでかなり数が多い印象ですが、上着だけでなくコンビニの袋やお土産袋など複数ある際はあったらうれしい装備化もなぁと思いました。
こちらも出っ張りがないデザインなので違和感なく収まっているのがすっきりした見た目でいいなと思います。
撮影を忘れましたが、座席上には緑色に光るランプがついています。
特急あずさやひたちみたいな座席未指定制ではないのになぜだろうと思っていましたが、近鉄の場合は検札を省略するために設置しているとのことです。知らんかった。
JRの座席未指定特急では緑色なら未指定券で座ってもいい(空席)、赤色は指定席予約済み、黄色はもうすぐ指定席予約区間だから未指定券で座ってるんだったらどけよというお知らせなのでてっきり同じかと思っていました。同じく3色灯っていましたし。
近鉄では緑色は指定席予約済みの席に、赤色は予約の無い席に、黄色は小児の予約の席に点く様になっているようで、赤色なのに人が座っていたり黄色なのに大人が座っている場合などに限って車掌さんが特急券の確認をする、といった方法を取っているみたいです。
この座席ランプ、Aceなどでも装備されているようなのですが今まで気づきませんでした。
今日から使用開始だったのか気付いていなかったのかは分かりません…

はるか271系に乗った直後なので比較がしやすいところですが、やっぱり最近の新型特急ということでこちらも2画面の案内モニタを装備。
号車案内が白色LEDで左側についているところなどもとても似ています。
ただ、近鉄ひのとりでは主に左側には漢字とひらがなの日本語表記を交互に、右側には英中韓の3か国語を交互にと2画面の使い方が違っていました。


また、乗換案内などの際には2画面を一体として横長の大きな表示を出しているのが凝っているなぁと思いました。
ホームの絵と車両の絵が出るのはJR東日本などでよくみられるものと同じデザインでしょうか?
デフォルメされたひのとり車両がかわいく描かれています。

デッキ部のフリースペースには金に輝くひのとりのエンブレムがありました。これはかっこいい。
また、ここには座席とは別に窓側にコの字型の椅子が設けられています。
客室と区分けされたデッキ部分にあるため、座って電話などができるように配慮されたものでしょうか?忙しいビジネスマンの方にとってはこれは結構助かる配慮ではないかなぁと思いました。
なるべく座席を増やして収益性を上げる新幹線に対し、こういう点で差をつける戦略なのかなぁとか思いました。

デッキには荷物ロッカーもあります。アナログ鍵式のものだけでなく電子マネーをその場で登録して鍵として使う画期的なタイプのものも置いてありました。
確かに駅のコインロッカーなどでも最近見かけるようになりましたし車内でもその技術を使うことは難しくないのかもしれません。
今回は使いませんでしたが、帰りはプレミアムを利用するのでその際に使ってみようかなと思います。
レギュラーシートと違ってハイデッカー構造なので網棚に置くこともできなさそうですし。

ひのとりの目玉の一つがカフェコーナー、結構楽しみにしていました。
マシン自体は既製品を使っていると思われ、さすがに現金しか対応していませんが千円札対応の両替機があって小銭の持ち合わせがない私でも購入することができました。
左のコーヒーマシンはちゃんと豆を挽くタイプ、ボタンはたくさんありますが現状ホットコーヒー1種類のみの提供のようです。
右のマシンはコーヒーのお供となるお菓子やひのとりグッズを販売すると案内がありましたが、グッズは今のところ置かれていないみたいです。
また、お菓子も何故か1本満足バーとソイジョイのみ。クッキーとかマフィンとかの類があると嬉しいのですが…今後に期待しましょう。
上の段にはココア、緑茶、紅茶の販売もあり、コーヒーマシンで無料で注ぐことのできるお湯と合わせてこれらを楽しむこともできるようになっているみたいです。

コーヒー、味の違いが分かるほど優秀な下を持っていないのが申し訳ないのですが美味しかったです。
このカップのデザインがまたいいですよね。赤色に金色の鳥マークだと京阪特急っぽさが出ちゃう来はしますがw
近鉄特急おなじみのおしぼりのデザインはまだ変わっていませんでした。
それでもセンターがしまかぜなのは不同な気がします。あくまでこちらは名阪ビジネス特急ですし。

さて、ちょっと面白かったのがこちら。^-^
右画面を外国語表示に専念させているため大和八木を出てから津までの間ずーっとこの顔文字が視界に入るんですよね。
おじさんが使いそうなこの微妙な顔文字、に見えるハングル表記。じわじわくる。

区間によっては右側のモニターで前面展望映像や乗換案内なども流していました。
271系はるかにも言えることですが最近の特急列車の2画面モニタの情報量はすごいなと思いました。

米野に止まっていたひのとりを見たりしながら



終点の近鉄名古屋に到着。2時間6分の乗車時間があっという間でした。
角度によっては小田急のGSEにも似ている気がする前面形状。今までの近鉄車両とは大きく変わった形でかっこいい形状です。

そんなわけでひのとりをメインに、ついでな感じで新型はるかにも乗ってきたダイヤ改正初日でした。
帰りのひのとりプレミアムも非常に楽しみです。
おわり

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↑バスの同人誌です。

今回はその中でも近鉄の新型名阪特急ひのとりに乗ってきたのでご紹介します。
1か月前の10:30の売り出しすぐにインターネット予約を叩きました。狙うは8:00の第1便プレミアム。
ただ、圧倒的競争率を前にサーバーは大変混雑しまして、結局取れたのは9:00発の第2便目レギュラーシートでした。取れただけよかったか。
因みに、明日帰りの列車はプレミアム1人席を抑えられました。たのしみ。
さて、私は滋賀県草津に住んでいます。ここから名阪特急に乗るにはまず大阪難波に出なければなりません。
そういえば本日より特急はるか号は全車9両編成化。関西空港方に新型車両271系を3両繋ぐようになりました。
今までは朝夕などごく一部の列車のみが9両で基本的には6両だったのですが、今後は全列車が9両運転となります。
残念ながら例のアレですっかり冷え込んじゃってますが、夜の京都方面行きとかデッキで圧縮されるほど混んでいましたしとてもありがたい増結だと思います。
今までも僅かながら9両編成は存在していたわけで、増結される3両は新型車両271系かもしれませんし旧型車両281系かもしれません。基本的にはわかりません。
今回はTwitter検索で271系回送が米原へ上っていったという目撃情報を確認したので大喜びで自由席特急券を購入することにしました。
新型車が繋がれる位置は全列車に於いて自由席扱いの車両です。
指定席の旧型車より自由席の車両の方が設備がいい、ただ旧型の3両もあるという運要素の強い運用が今後はなされるわけですね。
特急はるか9号 草津7:29→天王寺8:31
ひのとりが9:00発なので時間的にちょうどいい便なのもナイスでした。


やってきた271系新型はるか。早速キティちゃんラッピング仕様になっています。
形状自体は今までJR西日本が出してきた683系、287系とよく似たデザイン。
塗装も従来のはるかと一体に扱ってもらうため敢えて同じ色を採用しているらしいです。
故にそこまで外観に凄さはありませんが、普通にかっこいい。

初日だし混んでるかなぁと思いましたが、まさかの貸切。誰も乗っていないとは。
昨今の外出自粛の影響も多少はあるのかもしれません。

車内に並ぶ座席はほんとにサンダーバードで見るような見たことのあるような座席。
唯一それらから変わった点として、全席にコンセントが設置されました。これはつよい。
四国の8600系や2700系などと同じく肘掛の先端部に設けられています。
列車の特性状、国際規格のUSB端子の方が海外の方から好まれるような気がしないでもないですが、部品を共通にした方が費用が安くなる的な事情がもしかしたらあるのかもしれないですね。
また、従来の281系はるか号は何を血迷ったか座席背面にテーブルを設けず、ひじ掛けから超小型なテーブルが引き出せるのみという構造でした。
カップのドリンクとスマホを置いたら終わりというサイズの極小テーブルのみだと知らずにお弁当を買って乗り込んだ時はお膝で食べましたね、懐かしい。
それが、サンダーバードなどと同じノートPCが置ける大型背面テーブルになったのはかなりの進化だと思います。
いくら空港特急とはいえ琵琶湖線沿線からしたら新大阪・天王寺へ使うと丁度いい列車ですし、京都~新大阪・天王寺など短距離でも座っていきたいビジネスマンの方などにはこの進化は評価されるべきだと思います。
というかなんで281系あんな極小雑魚テーブルだけで大丈夫だと思ったんだ…

案内表示はモニタを2画面配置していました。
うち一方は「次は○○」といった案内を、もう一方は乗り換え路線や構内図などを表示していました。
空港アクセス特急として重要な多言語案内ですが、スクロールだとどうしても限界があり充実させると今度は日本語がなかなか表示されないという悩みがありました。
271系では左画面の上2/3ほどは日本語の漢字とひらがなを交互に、下1/3ほどで英語と中韓を交互に出すことで日本語の案内が絶えないようにしているのはいいなと思いました。
確かに多言語案内は大事ですが、そのせいで日本語の案内が手薄になるのはよくないことです。

洗面所は広く車いすに対応したものが備えられていました。
脇にある洗面台にはキティちゃんの装飾が。
これは確か従来車281系にもあったはずですが、こういう遊び心は好きです。

ドアまわりにもキティちゃんがたくさん。かわいい。

あともう一点いいなと思ったのが荷物置き場、ここでは言葉ではなくイラストで使い方を表しています。これはいいデザインです。
なるほど、ここは荷物置き場でストッパーは上にあげるのねというのが一目でわかるデザインになっています。


そんなわけで天王寺まで乗車。
側面の表示は最近のJR西日本車輌おなじみのものですが、アンチエイリアス処理を駆使して特有の「はるか」の文字を再現しています。これには驚きました。
だったら225系100番台の新快速もスピード感があってかっこいい斜体にしてほしいものですが、どうなんでしょうか。

従来車281系との連結面、全車9両編成になるのにこっちに運転台は必要なのかなとか思いますが281系を置き換える際に中間車だけ6両作るのですかね?
パッと見の外観が同じで一見違和感がないのは成功していると思います。

ここから御堂筋線で大阪難波へ、ひのとりに乗車します。
アーバンライナーのポジションを引き継ぐ形となる特急ひのとり、発車案内にも列車名が書かれています。

赤いメタリックな車体をギラリと光らせてやってきました。かっこいい。
先程も書いた通り初日ということで満席。さっきのはるかと違いすぎる気がしますがまあそれだけ関心が高いのも分かります。

特急「ひのとり9列車」と「名古屋」及びそれぞれの英語表記を相互に切り替えて表示していました。
何故なのか分かりませんが、今まで車両愛称はあっても号数は案内していなかった近鉄特急でこれはかなり違和感があります。
車内放送でも「この列車は、特急ひのとり9列車 名古屋行きです」と言っていました。
「ひのとり9号」でないのが私鉄らしい気はしますが、「特急アーバンライナー 名古屋行きです」など愛称は言っても号数を言わなかった近鉄が、マジか…
そんな感じで初っ端そんなところに驚きました。


今回乗車するのはレギュラーシート。枕カバーにひのとりエンブレムが刺繍されています。
レギュラーシートでもひのとり車両は従来車より豪華な造りになっており、アーバンライナーなどと比べ+200円だけ高くなっています。

この車両で特筆すべき点は編成中の全車両がバックシェル付きであること。
後ろの席の人に気を使うことなくリクライニングを使える、これはとてもいい構造だと思いました。
普通席に相当するレギュラーシートでも全席これを装備してくれているというのはかなり素晴らしいと思います。流石。
また、リクライニングは近鉄特急の新型車ではおなじみのゆりかごシート。
背面を倒すと座面が上に持ち上がる構造でかなり快適です。

テーブルも出っ張りを感じさせない一体になったデザイン。
この他ひじ掛け部にもドリンクを置けるサイズの小さめのテーブルが用意されています。
また、荷物をかけられるフックが増設され、座席後ろに2つもついています。
窓枠のところにも1つついているのでかなり数が多い印象ですが、上着だけでなくコンビニの袋やお土産袋など複数ある際はあったらうれしい装備化もなぁと思いました。
こちらも出っ張りがないデザインなので違和感なく収まっているのがすっきりした見た目でいいなと思います。
撮影を忘れましたが、座席上には緑色に光るランプがついています。
特急あずさやひたちみたいな座席未指定制ではないのになぜだろうと思っていましたが、近鉄の場合は検札を省略するために設置しているとのことです。知らんかった。
JRの座席未指定特急では緑色なら未指定券で座ってもいい(空席)、赤色は指定席予約済み、黄色はもうすぐ指定席予約区間だから未指定券で座ってるんだったらどけよというお知らせなのでてっきり同じかと思っていました。同じく3色灯っていましたし。
近鉄では緑色は指定席予約済みの席に、赤色は予約の無い席に、黄色は小児の予約の席に点く様になっているようで、赤色なのに人が座っていたり黄色なのに大人が座っている場合などに限って車掌さんが特急券の確認をする、といった方法を取っているみたいです。
この座席ランプ、Aceなどでも装備されているようなのですが今まで気づきませんでした。
今日から使用開始だったのか気付いていなかったのかは分かりません…

はるか271系に乗った直後なので比較がしやすいところですが、やっぱり最近の新型特急ということでこちらも2画面の案内モニタを装備。
号車案内が白色LEDで左側についているところなどもとても似ています。
ただ、近鉄ひのとりでは主に左側には漢字とひらがなの日本語表記を交互に、右側には英中韓の3か国語を交互にと2画面の使い方が違っていました。


また、乗換案内などの際には2画面を一体として横長の大きな表示を出しているのが凝っているなぁと思いました。
ホームの絵と車両の絵が出るのはJR東日本などでよくみられるものと同じデザインでしょうか?
デフォルメされたひのとり車両がかわいく描かれています。

デッキ部のフリースペースには金に輝くひのとりのエンブレムがありました。これはかっこいい。
また、ここには座席とは別に窓側にコの字型の椅子が設けられています。
客室と区分けされたデッキ部分にあるため、座って電話などができるように配慮されたものでしょうか?忙しいビジネスマンの方にとってはこれは結構助かる配慮ではないかなぁと思いました。
なるべく座席を増やして収益性を上げる新幹線に対し、こういう点で差をつける戦略なのかなぁとか思いました。

デッキには荷物ロッカーもあります。アナログ鍵式のものだけでなく電子マネーをその場で登録して鍵として使う画期的なタイプのものも置いてありました。
確かに駅のコインロッカーなどでも最近見かけるようになりましたし車内でもその技術を使うことは難しくないのかもしれません。
今回は使いませんでしたが、帰りはプレミアムを利用するのでその際に使ってみようかなと思います。
レギュラーシートと違ってハイデッカー構造なので網棚に置くこともできなさそうですし。

ひのとりの目玉の一つがカフェコーナー、結構楽しみにしていました。
マシン自体は既製品を使っていると思われ、さすがに現金しか対応していませんが千円札対応の両替機があって小銭の持ち合わせがない私でも購入することができました。
左のコーヒーマシンはちゃんと豆を挽くタイプ、ボタンはたくさんありますが現状ホットコーヒー1種類のみの提供のようです。
右のマシンはコーヒーのお供となるお菓子やひのとりグッズを販売すると案内がありましたが、グッズは今のところ置かれていないみたいです。
また、お菓子も何故か1本満足バーとソイジョイのみ。クッキーとかマフィンとかの類があると嬉しいのですが…今後に期待しましょう。
上の段にはココア、緑茶、紅茶の販売もあり、コーヒーマシンで無料で注ぐことのできるお湯と合わせてこれらを楽しむこともできるようになっているみたいです。

コーヒー、味の違いが分かるほど優秀な下を持っていないのが申し訳ないのですが美味しかったです。
このカップのデザインがまたいいですよね。赤色に金色の鳥マークだと京阪特急っぽさが出ちゃう来はしますがw
近鉄特急おなじみのおしぼりのデザインはまだ変わっていませんでした。
それでもセンターがしまかぜなのは不同な気がします。あくまでこちらは名阪ビジネス特急ですし。

さて、ちょっと面白かったのがこちら。^-^
右画面を外国語表示に専念させているため大和八木を出てから津までの間ずーっとこの顔文字が視界に入るんですよね。
おじさんが使いそうなこの微妙な顔文字、に見えるハングル表記。じわじわくる。

区間によっては右側のモニターで前面展望映像や乗換案内なども流していました。
271系はるかにも言えることですが最近の特急列車の2画面モニタの情報量はすごいなと思いました。

米野に止まっていたひのとりを見たりしながら



終点の近鉄名古屋に到着。2時間6分の乗車時間があっという間でした。
角度によっては小田急のGSEにも似ている気がする前面形状。今までの近鉄車両とは大きく変わった形でかっこいい形状です。

そんなわけでひのとりをメインに、ついでな感じで新型はるかにも乗ってきたダイヤ改正初日でした。
帰りのひのとりプレミアムも非常に楽しみです。
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