村山由佳の『嘘 Love Lies』を読んだ。
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中学生の仲のいい男女4人、彼らに中学二年の時に起こった事件は4人の運命を変えていく・・・。20年後、またしても彼らの運命を変える出来事があって・・・。
タイトルにあるように旧友4人の愛と嘘(相手を思いやる気持ち)とを描く作品。そこにやくざが絡んでくるのがややこしいのだが、最終盤に明かされる秀俊にまつわる真実がびっくりで、なるほどそうゆうわけかと納得。美月の一人娘の真帆がかわいくて一服の清涼剤的存在なのが秀逸。
愛憎入り混じるお話しで、なかなかに読み応えあり。好みが分かれそうなお話だが、わたし好みの作品で一気に読了したよ。
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