大石直紀の『二十年目の桜疎水』を読んだ。
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京都が舞台の作品が収められた短編集。収録されているのは、「おばあちゃんといっしょ」、「お地蔵様に見られてる」、「二十年目の桜疎水」、「おみくじ占いにご用心」、「仏像は二度笑う」、「おじいちゃんを探せ」の6篇。お話の舞台は下鴨とか修学院とか市内の北東部が多い。ミステリィといっていいのかどうか微妙なのだが、いずれもひとひねり、ふたひねりある作品で、意外な展開をみせるのが特徴。まずまず読み応えあり。わたしの好みは表題作の「二十年目の桜疎水」かなぁ。
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