一木けいの『1ミリの後悔もない、はずがない』を読んだ。
1ミリの後悔もない、はずがない (新潮文庫) [ 一木 けい ]
貧しい家庭に育った由井と彼女の周りの人たちを描く連作短篇集。5篇の作品が収められているのだが、由井の中学時代の恋愛を描く「西国疾風少女」が秀逸。初々しい恋愛と切なさとを見事に描いていて読み応えあり。もう少し続きを読みたいと思わせてくれる作品だ。
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