ニックがやれやれうるさいので、私の軽の洗車をした。前回もニックに催促され、ガソリン入れた時に洗車頼もうとしたんだけど、まだ早ええ、まだ落葉してるから、裸木になってから洗うっちゃとスタンドの人に言われ、葉が落ち切るのを待っていた。
洗車。靴磨き。繕い物。
この三つに、ニックは相当うるさい。ガソリンスタンドで必ず洗車してもらうし、靴磨きのスタンドかあると必ず磨いてもらう。ボタンが取れただけでも私には付けさせず、プロに持って行って付けてもらう。
NYに居た頃、傘の修理に傘の専門店へ行った。新しい傘が買える値段なのに、わざわざ直すのだ。帰り道、そういやこの近くにブラの専門店があるから寄って行こう、と言われびっくりした。いくら専門店好きとはいえ。年配の売り子さんがつききりで、私に合わせて微調整して貰ったのを、色違いで二つ買った。翌年行ってまた別色を二つ買った。あまりに着け心地が良いもので。
ニックと暮して、カルチャーショックがたくさんあったが、ゲストに招かれた時は遠慮しない、というのになかなか慣れなかった。時差ボケで夜中に目が覚めて、ニックが居候先のキッチンでオムレツを焼き始めた時はドキドキした。勝手に冷蔵庫開けて図々しくない? と聞いたら、図々しいなんてとんでもない、逆に僕らがホストだったとしたら、ゲストに夜中に時差ボケで腹を空かせて目が冴えて、なんて悲しい思いをさせたくはないだろ? ゲストがリラックスして我が家のように過ごせる、それが最高のもてなしだもの。
それはその通りだろうが、そうは言っても、日本の家庭なら、泊めたお客が夜中に勝手にオムレツ焼いたら、きっと驚くだろうよ。
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