最近、どういう気持でそうなったのか自分でも分かりませんが、本を読む機会が多くなり、このブログでも本の紹介をしています。
多くは、自分の人生の指針を求めて!などというと格好いいのですが、自分の生き甲斐をどこに求めようかという情けない話であります。
そして、相も変わらず「欲望と煩悩の塊」のような性格なものですから、自分の生活が将来どうなってしまうのかという心配もしています。
もっと泰然自若として、毎日、晴耕雨読を楽しむ生活にしたいと思うのですが、なかなかそのようにいかないのです。
将来がどうなるかと言いますと、自分の生活を担保する預金や年金、投資信託などのことになりますが、預金や年金は大丈夫だと思うのですが、投資信託が心配です。
年金は、十分な積み立てがあり、簡単には破綻しないという話を聞いていますし、預金については、日本の銀行がデフォルトする危険は極めて少ないようで、しかも、1000万円までは保険で保護されていますので、利子が少ないという不満はありますが、心配していません。
また、預金では金利が低いため一部を国債で運用していますが、心配の種は、国債が紙屑になってしまうのではないかということです。テレビ、新聞、雑誌などの情報を総合すると、これだけ多額の国債を持っていると日本国(政府)は破綻するという論調が多いと感じています。
従って、個人国債で運用するなど危なくて出来ないと言う話になると思うのですが、小生は、この点もあまり心配していません。
その理由は、極めて単純で、日本の国債の殆どを銀行や個人が買っている、つまり、外国の資金がほとんど入っていないからです。(外国が資金を引き上げて債権(国債の価格)が暴落した話を思いだしませんか?)
日本全体を一つの「おおきなサイフ」としますと、企業や個人のサイフから政府のサイフにお金を移動しているだけなので、心配いらないと思うのです。
政府が返せなくなったっら、日銀に国債を引き受けてもらえば良いのではないですか?ハイパーインフレが起きる?でも、小生のような素人でも分かりますが、インフレは、お金に比べて物やサービスが足りない状態で起きるはずですから、今の日本のように供給が需要を大幅に上回っている国(デフレ状態)では、政府が借金してそのお金を市場に流してもインフレは起こらないと思います。
むしろ、借金しないために歳出を大幅にカットしたら、経済規模が大幅に縮小し、失業者が街に溢れるかえる事態になるのではないでしょうか?
というようなことで「心配していない」と申し上げたのですが、この考え方が正しいものなのか素人の小生には分からないものですから、その答を求めて世界や日本の経済の将来見通しなどに関する適切な本を探したのです。
そして、答が見つかった?国債が明日にでもデフォルトするというものや、そんなことはあり得ないとするもの、また、ドルの暴落を予想するもの、世界経済の現状と将来を見通して日本に「黄金のジパング」が再来するというものなど多岐にわたっていて困ってしまいました。
小生が答を見つけたいことは、国債のデフォルトの可能性と投資信託の基準価格の見通しですが、国債に関してだけでも、イエスとノーがあり困惑してしまいますし、投資信託については、海外の債権や株式で運用しているものが多いので、外債のデフォルトや為替相場が大変気になります。
従って、答はないということになります。これらの本を参考に自分で答を出すしかなさそうです。こういうときは、「安全」がキーワードかもしれませんね。
話は変わりますが、そんな本の中で面白いものを見つけました。読んでいて「そうか!」と感嘆したり、「なるほど」と唸ったりした本があります。
その本は、松藤民輔さんと増田悦佐さんの対談「大恐慌を逆手にとる超投資戦略2010年世界経済大予言(ビジネス社)」という本です。
名前が「たみすけ」さん「えつすけ」さん、というのも面白い組み合わせですが、「新型インフルエンザは米国の陰謀?!」というページや「駐日大使に『小物』が選ばれるようになった本当の理由」のページを読んだら「本当!、なるほど!」などと唸ってしまいました。
このように内容が過激で、にわかには信じがたい話もありますが、読み物としても大変面白いものです。
そして、全部読み終わったみたら、小生が探していた答がでているのかもしれません。