mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

2010年世界経済大予言:痛快な話

2010年04月09日 | 社会・経済

 豚インフルエンザの話も面白かったのですが、「平和憲法は米国から押しつけられたものではない!」とか「駐日大使に「小物」が選ばれるようになった本当の理由」と、これとセットになった「大物ほど日本の文化力に取り込まれてしまう」などは、誠に痛快ですね。

 何の話か?昨日、お話しした「2010年世界経済大予言」という本の中身の話です。

 憲法の問題は、いろんな考え方がありますので、小生はその是非について申し上げるつもりはあいませんが、この本では面白いことを言ってます。

 その抜粋を記述すると、次のとおりです。

 「第2次世界大戦末期に、やはり日本民族の特質として素晴らしいことがありました。

 兵隊として駆り出された人々は上官からとんでもない理不尽な命令を出されても、命令に逆らって逃亡兵になったり上官をこっそり撃ち殺したりはしなかった。こんなことをしたら軍備のない日本はさらに弱くなっていったでしょう。いまから思えば、100人が100人、本当にバカな命令だと思うようなことでも素直に従っていたんです。弾がなくなったら歯で噛みつこうと向かっていった。敗戦が確実になった状況でも、一方的に撃ち殺されようが命令に従ったわけです。

 これが実は、米軍が日本軍をもっとも怖がった原因なんですね。出てくれば100%殺されるとわかっているのに万歳突撃してくる。こんな連中は友軍として一緒に戦うのさえ勘弁して欲しい。米軍は心底から恐怖感を覚えたんです。」

 そして、その結果が憲法の条文となった、と次のように述べています。

 「戦後、米軍がこの印象を強烈に抱いた結果どうなったかというと、日本国憲法第九条に不戦、戦力の保持をしないと明記させたんです。」

 そして、

 「日本国憲法は連合国から押しつけられた憲法なんだかんだと言われてきましたけど、本当は押しつけの中身が正反対なんですね。

 『戦争が起きたらすべて米軍が引き受ける。だから日本軍はたとえ友軍でも二度と戦場には出てこないで欲しい』

 つまり、日本の兵卒が米軍に押しつけた憲法なんです。これが日本人の特性の第一点です。

 第二点は、戦時中はどこの国でも物資が欠乏します。食糧配給で平等に飢えを分かち合うのです。けど、実は欧米でも配給制度はありましたが、権力者や金持ちは飢えてないんです。建前は平等の配給でも、彼らのところには豊かな・・・・」

 と記述しています。

 面白いでしょう!日本国憲法は、アメリカ軍が日本の神風特攻隊のような戦い方を恐れて日本に戦わせないためにできた憲法だと言うのですから。でも、こういう自己犠牲のような戦い方は、イラクでもアフガンでもロシアでも「自爆テロ」として起こっていますが、まさか日本のマネをしているのではありませんよね。

 ところで、読み方によっては、日本人の自己犠牲という戦い方がいかに素晴らしいかを推奨しているように思われるかも知れませんが、「人間の命が一番大事だ」と考える小生は、どんな理由があろうと人を殺傷する戦争やテロに反対です。

 この本には、まだまだ紹介したいページが沢山あるのですが、次回の楽しみにしたいと思います。

 「欧米金融機関は粉飾決算やり放題!」なども面白いですよ。あるスポーツでもありましたが、欧米は、日本やアジアが台頭すると自分達に都合のいいようにルール(会計基準)を改正してしまうという話です。