ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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米議会で乱入事件

2021-01-07 21:45:35 | 時事


アメリカの連邦議会で、大統領選挙の結果を議会で認定する手続きが行われました。

もちろん、バイデン氏が次期大統領に。

先月の選挙人投票と同様、ただの機械的な手続きにすぎないはずでしたが……
今回は、敗北を認めないトランプ大統領の支持者が議会に押しかけ、一部は議事堂内に侵入するという騒動が起こりました。

この混乱によって、複数の死者が出ているといいます。

最後の最後で、ついに一線を超えてしまったか……という印象です。
仮にも大統領というような立場にある人間が子供じみた陰謀論をまき散らしたら、なにが起きるか。
こういう、冗談ではすまされない事態を招くわけです。
陰謀論を信じるのも自由でしょうが、それで死者が出るような事件を起こせば、当然責任を問われなければいけません。信教の自由があったとしても、その信仰のゆえにサリンを散布したらそれは犯罪として裁かれるというのと同じです。
私は以前、トランプ大統領の敗北は、世界中で幅をきかせている対立扇動型政治の終焉を象徴するものになるかもしれないと書きました。せめて今回の件が、扇動型政治家の愚かさ、危うさを多くの人が認識する機会になってほしいところです。ドナルド・トランプのような人物を、大統領になどしてはいけないのです。