今日は、9月11日。
あの同時多発テロから20年目9.11.を迎えました。
節目の年ですが……今年アフガニスタンではタリバンが復権を果たし、この20年はいったい何だったのかという話になっています。
結局のところ、武力はなにも変えることができなかった――これは現実であり、そこから教訓を得なければならないでしょう。
しかもこれは、はじめての教訓ではありません。
振り返れば、軍事力によって無理やり親米政権をつくっても20年ぐらいで崩壊するという例はいくつもあります。今回のアフガン撤退はベトナム戦争のときに似ているとよくいわれますが、その南ベトナムばかりでなく、イランのパーレビ王朝や、ニカラグア、エルサルバドルなどの中南米諸国でも同じようなことがありました。それらに、今回新たな例が加わったという話なのです。
ゆえに、問題は、軍事力がなにをなしうるかではなくて、アメリカという国が今回は失敗から学ぶことができるか、ということです。この事態をみてなお、今後も同じ失敗を繰り返し続けるのか……
ここで、名曲を一曲。
「花はどこへいった」です。ジョーン・バエズのパフォーマンスで。
Where Have All The Flowers Gone (Pete Seeger Tribute) - Joan Baez - 1994 Kennedy Center Honors
この歌は、以前一度紹介しました。
いつになったら彼らは学ぶのだろうか……この問いかけが、いままた響いてくるのです。