東京パラリンピックが閉幕を迎えました。
私の場合、今回のパラリンピックに対する見方は、オリンピックの場合と同様です。
そもそも特に興味があるでもなく、コロナ禍における開催には基本的に反対。ただ、そこに参加する選手を批判するつもりはない……というところです。
まあ、最後のほうは政局に話をもっていかれたようなかたちになり、東京オリパラは最初から最後までぐだぐだだったな……という印象です。パラリンピック関係者のことを考えるのなら、菅さんも閉幕まで退陣表明を待ってやったらよそさうなものなのに――とも思います。
このパラリンピックにおいて、千葉県では、感染者が出たということで学校連携観戦が中止に追い込まれるということもありました。
この点に関しては、組織委と千葉市教育委員会の側で意見に食い違いが出ています。
組織委側は、発熱したのは「観戦前と聞いている」としている一方、市教委側は観戦時には健康でその後発熱の症状が出たと主張。
なんともわかりやすい責任のなすり付け合いです。
学校連携観戦を主導する人たちはパラリンピック観戦の意義を強調しますが、大人たちのこんな醜悪な姿を見せつけるデメリットの大きさを考えたら……という話です。丸川五輪相は「子供たちの心にレガシーを残せた」といいますが、どちらかといえば負の遺産のほうが大きいんじゃないでしょうか。