ロック探偵のMY GENERATION

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立憲民主党代表選を振り返る

2021-09-10 21:34:56 | 過去記事

新党代表に枝野氏選出

昨日も書いた合流新党の投開票が行われました。枝野氏が代表に選出。党名は、立憲民主党。まあ下馬評通りの結果ではありますが……ひとまずこれで、新党が一歩を踏み出しました。私がかねてから......



一年前の記事です。

立憲民主党と国民民主党の一部が合流し、新党代表として枝野さんが選出……それから、ちょうど一年が経ちました。

最近はとかく自民党総裁選のことが話題にのぼり、野党の存在が埋もれてしまいがちですが……先日、野党の側にも大きな動きがありました。
立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組の4野党で、共通政策が発表されたのです。
この4党はこれまで必ずしも良好な関係にあったわけではなく、一部の政党間ではときにかなり激しい対立が起きていたこともありますが、ここにこぎつけました。これは、野党共闘に向けて大きな前進といえるでしょう。市民連合という民間の団体が関与したことも、一般市民の政治参加という意味で評価できます。

ただ、野党の側にももちろん、覚悟が問われます。

これは自民党総裁選についてもいえますが……いまこの状況で政権を担うということは、猛火のなかにあえて飛び込んでいくことであり、選挙に勝って万歳なんていう話じゃありません。

コロナ禍の現状をみるに、おそらく、この秋から来年の冬にかけて、もう一波、二波、かなり大きな波がくることは不可避と思われます。新政権は、船出と同時に、それに対応しなければならないわけです。
野球でいえば、無死満塁、これから強力なクリーンナップを迎えるという状態でマウンドを引き継ぐようなもの……野球ならば仮にそこで3失点しても自責点にはなりませんが、政治の世界ではそうもいかないでしょう。

この危機的状況に敢然と立ち向かう覚悟と実力を持った、“抑えのエース”の登板を期待したいところです。