ロシアによるウクライナ侵攻の開始から、およそ3週間が経ちました。
この間、さまざまな分野から批判の声が出てきましたが……音楽界からも、さまざまな反応が出ています。
当然といえば当然ですが、ほとんどは侵攻を批判し、戦争を止めるよう訴えるもの。
今日3月19日は「ミュージックの日」だそうですが、音楽が平和を訴える力が今ほど必要とされる状況もないでしょう。
ということで今回は、ミュージシャンたちの反応から、一部を紹介したいと思います。
ピンク・フロイドは、ロシアとベラルーシのデジタル音楽プラットフォームから1987年以降の作品を削除すると発表。
デヴィッド・ギルモアのソロ作品も削除ということです。
ギルモアは、今回のウクライナ侵攻を批判し、ツイッターで次のように書いています。
〈ロシア兵たちよ、同胞を殺すのを止めろ。この戦争に勝者はいない。
私の義娘はウクライナ人で、孫娘たちはその美しい国を訪れたいと思っている。すべてが破壊されてしまう前に、止めてくれ。
プーチンは去らなければならない。〉
ロシアのバンドShortparis は、ウクライナ侵攻開始三日後に撮影したという動画を公開。
退役軍人の合唱団が参加するこの動画は、ウクライナ侵攻を批判するものとも解されています。バンドのリーダーは、数日前に抗議行動に参加したことで逮捕されたとも。
Shortparis, Хор ветеранов им. Ф. М. Козлова – Яблонный Сад
渡辺貞夫さんは、ジョン・レノンの Imagine を演奏する動画を公開。
イマジンの後には、同じくジョン・レノン Give Peace a Chance を歌うところも。
Imagine - Sadao Watanabe / イマジン 渡辺貞夫
ベル・アンド・セバスチャンは、ウクライナで取材するカメラマンの撮影した画像を使用したMV動画を公開。
Belle and Sebastian- "If They're Shooting at You" (Visual Collage)
ここから、日本のシンガーの曲を二つ。
二人とも故人であり、ウクライナ侵攻に対して発表された曲というわけではありませんが……
本田美奈子.「タイスの瞑想曲」。
マスネの曲に、本田美奈子自身が詞をつけたものです。
タイスの瞑想曲
最後に、忌野清志郎「花はどこへ行った」。
有名な反戦歌を日本語バージョンで歌っています。
花はどこへ行った