高石ともやさんが亡くなったというニュースがありました。
日本フォーク草創期の巨匠……
RCサクセションがカバーした「明日なき世界」の訳詞は高石さんによるものをベースにしているという話をこのブログで先日書いたばかりでした。
その高石さんのバージョン。
明日なき世界
RCバージョンは、基本的にこの歌詞ほぼそのままです。
高石ともやという人は、忌野清志郎にこうしてとりあげられる存在でもあったわけです。
高石さんは、日本フォークの黎明期を代表するレーベルであるURCレコードの創設にも大きな役割を果たしました。
URCがその後の日本音楽に与えた影響というのは評価が難しいところではありますが……しかし、この国の大衆音楽史にURCというものが存在したことは、誇ってよいでしょう。
もう一曲、ボブ・ディランの曲に訳詞をつけた「時代は変わる」。
時代は変る
この曲に関しては、これまでいくつものバージョンを本ブログで紹介してきました。
まさに、フォークの、そしてロックのグレートスピリッツ……たしかに、高石ともやさんはその絶えざる流れのなかにいる人でした。
冥福をお祈りします。
何より高石事務所に所属していたアーチストが、
岡林信康さん、五つの赤い風船、中川五郎さんの関西勢に加え、
高田渡さん、遠藤賢司さん、ジャックスの関東勢もいましたし。
これらのアーチストがイベントで集まったりしたのは、大きな意義があったと思います。
ナターシャセブンに関しては、あまり聴いていなかったので、
これを機会に調べたいなとは思います。
ご冥福をお祈りします。