ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
『ホテル・カリフォルニアの殺人』(宝島社文庫)発売中です!

ブルース・スプリングスティーンの誕生日

2021-09-23 23:27:43 | 日記


今日は、9月23日。
ブルース・スプリングスティーンの誕生日ということです。
最近このブログではよく彼の名前が出てきますが……その流れで、今回はブルース・スプリングスティーン特集でいきたいと思います。


まずは、だいぶ前に一度紹介した曲 Long Walk Home。
公式YouTubeチャンネルに動画がありました。

Bruce Springsteen - Long Walk Home (Official Video)


スプリングスティーンはいろんなアーティストの曲をカバーしてもいますが、そのなかから、クラッシュ London Calling のカバーを。

"London Calling" at the Hard Rock Calling Festival

クラッシュのカバーをもう一曲。
Clampdown です。
こちらは、Rage Against The Machine のギター、トム・モレロとともに。

Bruce Springsteen- "Clampdown" (Sunrise, FL 04/29/14)


こちらは、ブライアン・アダムスとの共演。

Bryan Adams & Bruce Springsteen performing "Cut's A Knife & “Badlands"


そして、エルヴィス・プレスリー Love Me Tender のカバー。
ちょっと前にこのブログで取り上げましたが、ブルース・スプリングスティーンもこれを歌っていました。

Love Me Tender (Live at Joe Louis Arena, Detroit, MI - 03/28/88 - Official Audio)

前にも書いたように、Love Me Tender は19世紀に書かれた曲がもとになっているわけですが、スプリングスティーンは、そういう古い曲もやっています。
そのなかの一つ、Hard Times (Come Again No More)。
作ったのは、「おお、スザンナ」などでも知られるスティーヴン・フォスターです。

Hard Times (Come Again No More) (London Calling: Live In Hyde Park, 2009)

その路線で、最後にもう一曲。
「聖者が町にやってくる」。

Bruce Springsteen with the Sessions Band - When the Saints Go Marching In (Live In Dublin)

もともとの歌詞は黙示録的な世界観に基づいたもので、新約聖書の黙示録の記述を踏まえて読むと結構おそろしい内容になってるんですが……ブルース・スプリングスティーンはちょっと違う歌詞で歌っています。おそらくスプリングスティーンが書いたものと思うんですが、後半の歌詞はこんな感じに。

  この苦しみに満ちた世界が
  俺たちに見ることのできる唯一のものだという奴もいる
  だけど俺は 夜明けをまっている
  新しい世界がひらかれるときを
  その夜明けのとき 俺はそこにいたいんだ

ブルース・スプリングスティーンがアメリカンロックのボスだとすれば、日本のボスは忌野清志郎であり、カエターノ・ヴェローゾはブラジルの忌野清志郎だ……と私はいってきました。
この3人はそれぞれに「ラブ・ミー・テンダー」を歌っていますが、これは偶然ではないと思うんです。
反逆者、皮肉屋、根無し草……という仮面の奥にあるのは、この上なくピュアな「愛と平和」の心なのです。
だからこそ、彼らは多くの人に愛され、リスペクトされているのでしょう。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。