ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
『ホテル・カリフォルニアの殺人』(宝島社文庫)発売中です!

中東情勢、さらに不安定に

2019-06-15 15:59:16 | 時事
イラン情勢が、さらに緊迫の度を増しています。

安倍総理がイランに赴きましたが、どうも芳しい成果はなかったようです。

トランプ大統領もイランのハメネイ師もそれぞれにツイッターをやっていますが、双方とも突き放すようなことをつぶやいています。

特にトランプ大統領のつぶやきは、「交渉は時期尚早に思われる。アメリカもイランも準備ができていない!」と、まるで余計なことをするなといわんばかりの口ぶりです。
アメリカとイランの仲介というようなかたちでいったわりにこの扱い……なんだか、この国の総理大臣は、不良学生グループの下っ端戦闘員的な扱いをされてるんじゃないかと思えてきます。ケンタッキーに買出しに行かされて、いわれたとおりの物を買って帰ったら、「ちげえよ、俺はパーティーバーレル買ってこいっつったんだよ」といわれてるみたいな……

まあ、それはともかく……

タンカー攻撃の件なんかもあって、情勢は混とんとしています。
アメリカは、攻撃にイランの関与があったと非難し、イラン側はそれを否定……これはかなり、危険な状態でしょう。米中間のいわゆる“貿易戦争”をみても、トランプ大統領という人は、引き起こす結果の重大性をあまり深く考えずに行動してしまうところがあるように思われ……実際に軍事力行使というところまで行く可能性は低くないかもしれません。

もしアメリカとイランが戦争ということになったら、これは大事です。以前も書きましたが、イラク戦争のときとは比べ物にならない混乱が世界に生じるでしょう。それはいやおうなしに、日本にも及びます。
とにかく、戦争は回避する――その一点で、各国とも冷静に行動してもらいたいところです。

FF8、リマスター版発売へ

2019-06-12 23:50:39 | ゲーム
FF8のリマスター版が発売されるそうです。

ニンテンドースイッチや、PS4などでプレイできるということで、はっきりと日付は決まっていないものの、年内にはダウンロード発売予定とのこと。

このブログでは、FF8のすばらしさを数回にわたって書きましたが……いよいよこの隠れた名作に
光が当てられるときがきたか、と感無量です。

といっても、すでにFF8のPC版はあって、どうもそれと大差ないようではあるんですが。
大物洋楽アーティストのデジタルリマスター盤みたいなものなんでしょう。そういう意味で、ゲームとして新しさがあるということではなさそうです。グラフィックはかなり奇麗になってるみたいですが。

一方で、7のリメイク版というニュースも……
やはり世間一般では7なのか、と複雑な気持ちにさせられます。

7のリメイク版では、最先端の3D技術を駆使し、あのポリゴンからは想像もつかないハイクオリティのグラフィックになっているようです。
その流れで、8もリメイクだろ、と個人的には思ってます。
7のリメイクのクオリティで、セルフィが見たい。いや、別に下心とかは抜きで……リマスター版で注目されればそれもあるかもしれないので、みなさん、ぜひこの機会にFF8をプレイしましょう。

ロックの日を振り返る

2019-06-09 21:46:09 | 過去記事
去年の記事です。

6月9日、「ロックの日」ということで……

ロックの日
6月9日は、「ロックの日」。『超人ロック』の日とか、錠のロックの日とかいろいろあるようですが……このブログとしては、ロックンロールのロックの日と認定。というわけで、せっかく......


定食時代の到来か……金融庁、“年金足りない”宣言

2019-06-06 16:23:06 | 時事
年金だけでは老後の保障はできないという金融庁の宣言が話題になっています。

この先、老後の資金は年金だけでは足りなくなり、自助が必要で、そのために2000万円ぐらいのたくわえを自前でしておけ……というのです。

まあ、いまさらという話ではあります。

少子高齢化で年金制度がもたなくなるというのは前々からいわれていたことであり、ようやくそれを国が認めた、認めざるを得なくなった、ということでしょう。


今回の件で私は、藤子・F・不二雄先生の「定食時代」という短編を思い出しました。

F先生は、短編では結構シニカルな作品を描いていて、「定食時代」もその一つです。

この作品では、高齢者に対するケアが放棄された社会が描かれています。

はっきりと説明されてはいませんが、高齢者福祉は抽選式で一部の幸運な人だけが受けられるようになっていて、その抽選にもれた人は、年金もなく医療ケアなども受けられないということになっているらしいです。その世界における高齢者は、家族の支えでなんとか生活しているものの、つねに空腹をおぼえ、病気にかかっても医療を受けられないという不安を抱えています。道端で人が倒れるとロボットが発見して自動的に駆けつけるというシステムがあるのですが、このロボットも、相手が高齢者だとわかると、なんの処置もせずに立ち去ってしまうのです。
そういう未来がくることは、ある程度予測されていたことともいえるでしょう。
この作品には「奈良山」という名前の総理大臣が登場しますが、これはおそらく深沢七郎の『楢山節考』からとったものと思われます。つまりは、“姥捨て”なわけです。年金で十分に老後の保障はできません……というのは、国家による事実上の姥捨て宣言に等しいでしょう。
右肩上がりの時代に設計された制度にそもそも無理があったということなんでしょうが……日本の歴史全体で考えれば、老後のことが一定程度保障された幸運な時代が3、40年ぐらいあった――というだけの話かもしれません。

おそらく、このトレンドは変えられません。
私はかねてからきちんと政権交代の起きる政治を主張していますが、この件は別枠でとらえたほうがよさそうです。これまでの数十年の積み重ねで今の状態があるのであって、たとえ政権交代が起きたとしても、それを劇的に変えることは望むべくもないでしょう(逆に、野党がヘタに年金問題を争点にして戦うと、それで勝った場合に後で“空手形”問題となってしまうリスクがあります)。おそらく年金制度は、破たん崩壊するか、それを避けるために雀の涙レベルに縮小させるかのどちらかしかありません。

今回の件から得られる教訓があるとしたら、たとえ国が安全安心だといっても、それを信じてはいけない――ということでしょうか。

お上が安心だといっても、それを真に受けてはいけない。自分や自分の子ども、孫たちの生活を守りたかったら、疑ってかかるべきだ……そういうことなんでしょう。

ローランドA-49を導入

2019-06-04 16:47:17 | 日記



ローランドのMIDIキーボード、A-49を手に入れました。



これまでに何度か書いたとおり、私、音楽活動もやっております。
そこで幅を広げられるんじゃないかということで、導入しました。



MIDIキーボードなので、音源はついていません。
PCに接続し、ソフト音源を使用するという形です。
ハード音源や、音源付きのキーボードと違って、後で好きなように音源を付け足せるのが、この形態の最大のメリット。私が持っているそれほど多くない音源でも十分に楽しめ、大きな可能性を感じさせてくれるツールです。



また、A-49は、D-Beamという機能も搭載。



このランプの上で手をかざすと、音程やボリュームを変化させることができます。これを使えば、テルミンのような演奏もできるのです。



ずいぶん前に音源とMIDIシーケンサーのついたキーボードを使ったことはありますが、ここでも時代の変化があるようで……最近は、音源とシーケンサーはパソコン側で、キーボードは純粋にインターフェイスとして使用するという人も増えているらしいです。そのあおりで、ハード音源はあまり使われなくなってきているのだとか……

技術の進歩がその背景にあるわけですが、MIDIキーボードで一つの問題になるのが、レイテンシ。
鍵盤を押してから音が出るまでのタイムラグですね。だいぶ軽減できるとはいえ、やや気になります。BPMが100を超えると、リアルタイムでの演奏は厳しいな……という感じです。打ち込みで使うぶんには問題ないわけなんですが、ライブで使用するとなると、これではかなり制約があります。
オーディオインターフェイスを接続すると、レイテンシをほぼゼロにできるらしいんですが……この点についてネットで調べてみても、なかなかはっきりとした情報が得られません。
どなたか、そのあたりに詳しい方、情報提供していただけないでしょうか……?