昨日、銀杏草(仏の耳・耳)を買ってきて味噌汁で食べました。大好きな春の味覚です。この海の幸を知ったのは結婚してからです。
私は、上川という山の中で育ちましたし、戦中派ですから、魚などめったに食べることが出来ませんでした。海の幸・・とは無縁でした。 結婚して知った海の幸が幾つかあります。この仏の耳、タチのかまぼこ、カジカの肝が代表的なものです。タチのかまぼこには驚きました。すり鉢で塩を入れながらすっていたら固まって、それが実においしいのです。また、魚の内臓など食べるものとは思っていなかったのですが、カジカの肝を食べた時は感激しました。
しかし、時代は変われば変わるものだとつくづく思うのは、全く見向きもしなかったものが、栽培されて、珍味としてもてはやされていることです。タランボウの芽の食べれることは知っていましたが、食べたこともありませんでした。近くの山に何ぼでもありました。アイヌねぎは、臭いといって殆ど食べませんでした。ふきのとうなんて食べるものと考えてもいませんでした。芹にしても三つ葉にしても野草としか考えていなかったものが、今は立派な栽培野菜です。
海の幸、山の幸、季節を教えてくれる食べ物との出会いは嬉しい。