先日、入れ歯が故障で歯医者に行くことになった。入れ歯の方は、支えの歯2本が脱落したので、その根を抜いて、入れ歯の方は抜いたところに義歯をつけて終わった。支えがなくなった入れ歯は、がたがたしているので、前から持っていた入れ歯安定剤をつけたらちゃんと機能してくれて問題は無かった。
歯茎の安定するまでに、歯垢を取ることになった。私の歯磨きが雑だったのでしょう、この歯垢とりに結構時間がかかるのです。時間は良いとして、電動ヤスリがたまらなく苦しいのです。ヤスリの削り粕の飛散を防ぐためなのでしょう、水を噴出しながらのヤスリかけ。シューン、シューン、キユーン、キューン音も嫌だけれど、あの水がたまらなくつらい。吸い取りながらヤっているようなのですが気管支をふさぐのです。息ができなくなって咽ぶと、「はい、うがいしてください」といわれる。その言葉にほっとする。
歯医者では、治療に必ず使われる機械だけれど、いつも嫌になる。あの音だけでつばがのどにたまるみたい。あんな嫌な思いって、そんなに無い。歯医者のあの音、思うだけでも背筋が冷たくなる。嫌だ。嫌だ。上と下、両方とも終わった。次は、いればの調整だけだから、あの嫌な思いはしなくて済むはずだ。
今まで何回も経験しているけれど、いつになってもなれることは無い。
あの音は聞きたくない。
