今の政界の醜さ・・・・これは今まで隠されていただけで、驚くことでもない。
小泉首相の構造改革は、郵政を突破口として、・・・・属といういわば利権の器になっているような機構を解体し、整理してゆくところにあったと思う。
防衛庁までが利権集団に汚染されていたのには驚いた。防衛予算は大変な額なのだから、そこに入り込もうとするものは多い。このような構図は、昔からあったのかもしれない。
社会保険庁は、今解体が進み始めているが、どれだけ関連公営企業などの整理縮小、さらには天下りの整理などができるのだろう。
自民党が強かったのは、政権政党として、各種の利権に絡む事業を統括していたから、自民党の政治家を出すことにより、地方も、また関連企業もその恩恵を受ける構図があった。
しかし、構造改革で、公共工事は縮小され、政治献金を受けてもその見返りもできなくなってきている。そこに大臣の疑惑が次々と明るみに出てくる。
これじゃ、今までの自民党のままでは、いられない。大体今まで、自民党に任せれば、利権にありつけたのに、今はなかなかそうはいかなくなっている。
今、一党長期政権で腐敗した膿が出始めているのだと思う。
小泉さんの自民党ぶっ壊しは今始まったのかもしれない。
今総選挙をしたらどうなるか、でも、民主党に政権を渡したらよくなると思っている人は少ないのではないだろうか。やっぱり政権政党としての重さが感じられない。