イスラエルのガザ攻撃で900人からの犠牲がガザ地区で出ていると報道されている。いろいろな仲裁が入っているようだけれど、収まる気配はない。
イスラエルはガザからのロケット弾攻撃を止めさせるには、ガザにあるロケット弾発射基地を完全に叩き潰し、ロケツト攻撃を出来なくさせるというのが目的みたいだけれど、今仮にそれが出来たとしても、多くの一般市民も犠牲になっていて、その恨み、憎しみは消えることがないでしょう。ロケットは今つぶせても、いつでも手に入れることができるはずだ。とすれば、どちらかの民族を完全に征服しなければ収まらない、中途で、攻撃が双方の一応の了解で止められたとしても、ゲリラ的攻撃は収まらないと思う。それがあればまた報復が始まるでしょう。
此れは普通の戦争と違って、歴史的な民族対立の中でのことで、今イスラエルは手を引く余地はあるとして、一方にとっては、屈辱のほかにないわけだから、収まらないはずだ。此れは果てしない殺し合いの連鎖になるのじゃないだろうか。
どんな妥協があるというのだろう。恐ろしいことだ。それにしても、国連という組織は、国際紛争を解決する力にはならないのだということをまざまざと見せ付けている。