この連休中のジャンプ4戦、38歳の岡部選手が3勝した。
いまやどの競技も、30歳を越えると峠を越えた感があるのだが、岡部選手は今がピークみたいな活躍だ。
長野オリムピックを境に、ジャンプ技術に新しい技術が生まれ、日本の選手は付いていけないでいた。着地寸前で、スキーを上に向け、下からの空気抵抗を利用して距離を伸ばす技術だ。簡単そうでなかなか身につけられないようだ。そんな中で今、その技術をほぼ手に入れているのが岡部選手だと思う。日本の選手は向かい風でなければ距離を出せない、しかし、あの高さから飛んでいるのだから当然空気を抑えて飛んでいる、下から向かい風になっている状況なのだ、その風圧を上手く受け止め、浮き上がらせる技術、又そのタイミング、此れは技術だ。高度のテクニックなのだ。それを身に付けた岡部選手、今度は海外遠征組みに堂堂と入った。
是非、活躍してもらいたい、そして、バンクーバーに照準を合わせて欲しいものです。