先週、福祉センターの詩吟で館柳湾の「秋尽く」をやった。この詩の中に「老愁は葉の如く掃えども尽くし難し」という表現がある。この部分の解説に同感してくれる人がほとんど・・・、いわば来ている皆が「老愁」を抱える身となっているのだ。
今日、一週間ぶりの教室、休憩時間に石堂さんが来て私にくれたのは30センチ四方くらいの和紙に三行書きに、この詩文を書いたものでした。とてもいい字なのです。色紙額でも求めて飾ってあげよう・・・。
掃えども尽くし難し。余生を楽しく!!と、余生を謳歌できる年齢は限りがある。
お酒を飲む機会もめっきり減ったし、車を飛ばして遊びに行く気にもならない。
立ち止まると、いやおうなしに年齢というバリアを見つめることになる。
そのバリアに立ち向かったら破滅しかない。ただ静かに流れに身を任せていくし かないのだ。 掃い難し・・・。