選挙戦に入るまで菅総理の圧勝と思っていた。小沢擁立も菅首相に箔をつけるくらいのものと思ったりしていた。でも、読みが浅かった。小沢さんの本気度を図れなかった。確かに世論は菅総理に行っているけれど、議員の票になると小沢さんの勝ちみたいに思える。特に1年生議員の多くは小沢さんの世話になっている、いわば小沢チルドレンなのだ。小沢さんにとって総理の座を狙えるのは今を除いてないでしょう。また、総理になれば検察審査会の結論がどうなろうと起訴はされなくなるのだから、大きなメリットだ。
民主党の分裂含みと言われるが、菅総理が選ばれた場合におきる可能性が高いように思う。でも、小沢さんにしても負けて飛び出すわけにも行かないでしょう。とすれば民主党内での政策決定が容易でなくなる可能性がある。ねじれを乗り切る力が出てこないかもしれない。
こんな党内事情を抱えての代表選、どちらが勝っても大変なことに間違いはない。国民は其の行方より、一刻も早い景気回復、株価の安定、円高の是正、雇用の促進そんな目の前の大事を一刻も早く改善して欲しいと念じているのです。
