菅新内閣誕生・・・・期待するもの

　挙党一致の内閣かどうかは問わない。菅内閣に私が先ず期待することは、普天間の解決だ。
　沖縄の苦痛は普天間に矮小化される問題でないことは明らかだが、大前提として沖縄からアメリカの基地をなくすことが、沖縄の苦痛を取り除くことではある。しかし、それが直ぐに出来ることと誰も思わない。それかといって、今、日本中に在日米軍の即時撤退のデモの嵐を吹かせようとしても、日本人はやらない。

　普天間の名護移転がいま出来る唯一の道だ。その道を閉ざしたのが、民主党であることも現実だ。このままでは、普天間の現状は維持されることになり、普天間の苦痛は続き続けることになるのだ。

　この現実を、打開することを期待する。外交問題で当面基地の縮小に向けての対米交渉を協力に展開し、同時に沖縄での、辺野古移転の実現に全力を挙げて取り組んで欲しいと思う。

　領土問題で、ギクシャクしているところがあるけれど、毅然とした外交を進めて欲しい。北方四島問題も、このままでは二島もロシヤのものになりかねない。外交努力がほとんどされていないようにしか思えない。全く、日本の考えは無視されている、こんなことでいいのだろうか。あの理不尽な宣戦布告、そして、あのシベリアへの抑留、あれは捕虜虐待の戦争犯罪に相当する。そんなことをしたロシヤに思うようにあしらわれている歴代政権のだらしなさをなんとしても改めて欲しいものだ。