日本の外交力ってどうなっているのだろう。政権交代で国内政治自体が安定していないから、外交努力どころでないのかも知れないけれど、一時も外交問題で隙を作ってはいけない。現代の情報化の中で、外交努力と情報戦略は一体でなければならない。
今回の尖閣列島問題でも、場当たり的な対応しかなく、中国に足元を見透かされた対応をされている。まさか中国がこんな対応をしてくるとは思わなかったというのでしょうが、国の防衛計画、外交戦略がまったくなっていないことを露呈した。
沖縄の問題で、こじれたのも同じことだ。その沖縄問題を抱えながら、今度は尖閣問題が長期化すると、今の政権も危なくなるかもしれない。
国内問題はそれとして、防衛・外交へのシフトは一刻も予断の許せないことなのです。政権が変わろうが変わるまいが、情報の収集と、それを基にした外交・防衛努力をもっとしっかりやってほしい。
常に受け身な姿勢しか見られない。北方領土問題だって、確かに元島民の気持ちはある。しかし、政府の情報で、何らかの見通しを持てているのだろうか。ここも足元を見透かされて、ただやすやすと思い通りにされている。
歯がゆい限りだ。
