手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

日本はいい国なのか  難しい国なのか

2011-10-09 18:23:42 | 随想
民主的ないい国です。民主的な素晴らしい国です。普天間の辺野古移転、前の政権が沖縄の方たちと話し合い決めていたことが、政権が変わって何とかするといったのがあだになって、、アメリカともう一度辺野古移転を再確認してここしかないと沖縄県民に了解を求めたけれど、聞き入れてもらえない。政府は困りきっている。民主主義の国ですから、住民の意思に反したことは出来ないのです。

 中国だと全く問題なく移転が実行されているでしょう。国益のための強制執行ということを遠慮なくやれるのでしょう。日本はそれをやりません。

 そんな中で、とても困ったことが進められたりします。原発は国の後押しで進められたはずです。ところが、国は廃棄物処理場を作らないまま推進してしまいました。幌延に作ろうとして地元の了解を得られず、あくまでも単なる模擬坑としての最終処理場を作ってきた。その思惑の中にいつか住民の了解が得られて使えるという思惑があったかもしれない。しかし、福島の事故で、放射能の怖さが身にしみた中で、住民の了解は難しいだろうし、新規にそんな施設を作ろうとして、乗ってくれる地方は無いでしょう。

 今、汚染の県の除染をするという。しなければならない。しかし、除染で無くなるものでない。沢山の汚染物が出で来る。今でも下水処理場は高濃度汚染土の処理に困っている。

 菅前総理は事故が起きて人の住めなくなっている福島原発の近くに仮処理場を作らせてほしいといったけれど拒否された。

 このままでは、廃棄物であふれて、国民がつぎつぎ押し出されることになるのかもしれない。政府はそんな状況を見ているしかないのか。

 日本の総理大臣は大統領でない。とても人民に近いのかもしれないけれど、こんなに次々総理を変えなければならないのは、もはや民主主義が進んでいるからではなく、逆に未熟だからだと言うべきなのかもしれない。

 今、TPP問題で足踏みしている。是は農業政策のつたなさにあって、農業団体の反対を拒めない族議員がブレーキを掛けている。日本のJA組織は凄い力を持っている。それだけに動けないのだけれど、日本の農業の大転換期と捕らえることは出来ないのだろうか。

 高度経済成長の波に乗っていた間は、何をしてもよかったところがある。今は違う。日本の現実を厳しく見つめなおす必要がある。

 政権維持とか、奪取とか、そんな次元で政治を動かしてほしくない。断固やらなければならないことはやるべきだ。

 風評被害があちこちで出ているけれど、とてもばかげているものもある。今、国内には原発即廃止を叫ぶ人も多いのだ。しかし、起きた事故を放って置くわけに行かないのだ。風評を流すのも自由だけれど、復興の足を引っ張るのは止める賢さもほしい。
コメント (1)
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