手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

高齢の現実   

2013-02-15 18:44:01 | 身辺雑記
 今年83歳となる。この歳になると、しみじみ高齢を実感する。

 感じる事は多い。まずは体力の減退。そして物忘れが強くなることだ。また、いつの間にか親しい友達も亡くなったり、顔を合わす機会が少なくなったりで周りから親しい友もいなくなることだ。

 人間社会のうねりの中から外れていて、揉まれあがくことも無くなり、いわば刺激がなくなっている。

 ブログを8年ほど書き続けているけれど、最近は書くことがなくなったみたいな感じがある。

 世の中は目まぐるし動いていて、テレビや新聞でそれは判る。若いときは周囲に多くの仲間がいて、自然に話題ともなり、現実のこととして受け止められていたが、そんなことを話し合う仲間もいなくなっているし、冗談を言って笑いあうこともなくなっている。

 酒を飲んで楽しむことも出来なくなっている。本当の酒飲みは、酒だけ飲んでいればうれしいのかもしれないけれど、私は駄目だ。あるいはお金を自在に使いホステスを側にはべらせて飲めば結構楽しいかもしれないけれど,そんなお金もないし、お金で楽しみを買うようなことは私には出来ない。

 それでも私は詩吟の教室を五つ持っていて、詩吟を通してかなりの人と付き合い、それなりの楽しみはあるのだけれど、でもあの若い時代の命の輝きからは程遠い。それを求めることはおかしいわけだが、何かもっと命を燃焼させる楽しみがほしい。「口を開いて笑わざるは是れ痴人」と李白が言っているけれど、口を開いて笑う機会がなくなるのが高齢なのだ。寂しい。</font
コメント
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