手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

温故知新・・・自分の吟を振り返りながら

2015-06-10 19:11:30 | 詩吟関係
 この頃自分の吟を自分でこれでいいと評価していることに気が付いた。

 振り返ってみると、ずいぶん揺れてきている。自分の吟に自信が持てなくて、人の吟を聞きながら揺れ動いてきていた。

 象堂流に在籍していたころは、二句三息とか鼻濁音、アクセントを全く無視する吟法に抵抗を感じながら、自分では少し自分なりに取り入れて抵抗していた。

 象堂流から抜けて、北詩連に入ってここではきわめてひどいアクセントの使い方に驚き、そんな日本語はないと抵抗し、それをばねに自分なりにアクセントを意識した吟を心掛けてきた。

 北詩連の吟は詩情を良く表現するきれいな吟が多い。しかし、逆に 象堂流のような力強さに欠ける気がした。

 私は 象堂流に長いこと世話になっていたので、基本的な力強さを詩吟に求める気持ちは強く、それが今でもベースになっている。 象堂流で鍛えられた吟に北詩連の方たちの長所を取り入れながら、自分の吟を進めてきた。最近、ほかの吟を聞いて揺れることのなくなっている自分に気が付いた。そして、教室で教えることに楽しみを感じるようになっている自分に驚いている。

 知らず知らずのうちに、温故知新を実践していたことになる。人の評価がどうあれ今は、この吟を深めるだけと心に決した。

 派手ではないけれど、何かに偏しているわけでもなく、詩吟の基本に立った、迫力のある吟をもとめてこれからも努力すねつもりです。
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