手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

師走も残りわずか   私の漢字一字 「削」

2016-12-22 18:54:38 | 随想
  今年の漢字一字・・・・私はと考えてみた。「削」が適当みたいだ。現役を定年退職した年に40年吸っていたタバコをやめて、それ以来そんなに意識しなかったが、年々できなくなることが多くなってきていた。今まで身につけてきたものが「削」られていくのです。それを嫌というほど感じたのが今年でした。

 まず運動とも思わなかったパークゴルフができなくなったのです。コースを歩くことが容易でなく5月に三回ほど出かけただけであきらめました。

 次に車のタイヤ交換ができなくなった。 

 酒もやめたに等しくなってきた。昨年まではまだ手稲の街に飲みに出かけることがあったけれど、今年は行く元気が無くなった。

 一番肝心な詩吟で二本だと声が続かなくなることが分かった。

 今までに削ぎ落してきたものは多々ある。何か最後まで大事にしていたものまで削がれて行っているようなありさまだ。年賀状に「我猶健」と書いたけれど、見かけだけは「健」なのです。顔のしわもまだ目立たないし、姿勢も悪くない。詩吟の教室でも声が出なくなってきているというそぶりは見せていない。カラオケに行っても高い声が出せるので驚かれたりする。

 それなのにだめなのです。肺気腫という病気が進み、肺活量がめっきり落ちているのです。根源は此処なのです。 これを今年は嫌というほど感じてきたのです。

 カラオケで「ルンバ」などを聞くと体がき動出す。ダンスでルンバが一番好きだった。 

 川の流れのテレビの画面を見ると、ヤマメの姿を連想する。ゴルフを見るとパークゴルフに夢中になっていた頃が懐かしくなる。

 いろいろなことに挑戦し、人並み以上なことをしてきている。老いはそれらをだんだん削って行く。

 これからは、残されているものを大事に一年でも長く持ちこたえる努力をしなければならない。それが新年の抱負となるのでしょう。
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